当たるべき資料について

ぱちんこ屋営業の歴史を調べるために以下の資料が必要です。

1)今の法律を調べる資料として、警察官僚の書いた学論や注釈風適法など実務書

2)業界動向を知る資料として業界向けの雑誌《シークエンス、AMJ,日本遊技、グリーンベルト、Pideaほか》

3)顧客動向を知る資料として、辰巳出版、双葉社、ガイドワークス、AAA出版などの発行する雑誌

4)昔話として、いくつかのパチンコホールオーナーや業界関係者が自費出版で回顧録をだしています。それもひとつの資料です。

5)同様に一般図書として、ノンフィクションライターの方が書いた本がいくつかありますが、取材がずさんで正しい情報と大げさな脚色がいりまじっているものもすくないくありません。

6)パチンコ店運営者側の歴史資料として、在日朝鮮人の歴史を知っておく必要もあります。

7)監督官庁の歴史として、明治維新以降の内務省《警察庁の前身》から警察庁の歴史を知る必要があります。

8)実は、6)7)は、先の大戦でのわが国の敗戦処理と密接不可分に関わっており、ただパチンコ業界史というよりもっとダイナミックなジャンルです。

網羅的にがんばって調べていくと趣味の域を超えて、経済学でいう経済史のジャンル、あるいは、法学で言う法整備の歴史などで数本の論文を書ける内容です。韓国の研究者で韓先生という方が実際にパチンコ経済史を出版されていたりします。

私は、論文を執筆するつもりはないのですが、調べれば調べるほどいろいろと入り組んでいて面白い業界ですので、時間がかかりますがその一端を少しずつ紹介できたらとおもいます。

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