ソニア的ななにか
2021年10月30日の 櫻坂46「1st TOUR 2021」埼玉公演Day2を観戦()した後、唐突に書きたくなりました。
ソニア
この記事によると、「ソニア」は女性の普遍的な名前で、女の子に過去の自分と重ねてほしいとのこと。
ある時 僕に教えてくれた 幼い頃の秘密の話
ママのつけてたリップスティックが
世界で一番欲しかったってこと･･･Ah
「リップスティック」は大人になるための道具。
この子は大人になりたくて背伸びしたいお年頃だったんだね。微笑ましいね。
大人になったら くれるだろうって
自分なりにわかっていたけど
それは見る度 小さくなって なくなりそうだった
時間が経てば大人になれると頭の中では理解しているけれども、彼女の中で「このチャンスを逃したら大人になれないんじゃないか」と焦っているご様子。
だから ある日 バッグから
そっと それを盗み出し
一人のバスルームに 鍵かけたんだろう？
背伸びしちゃったね。自分だけの空間で一気に大人になろうとする。
翌日学校に行ったら雰囲気変わった女子とかいましたよね。
それで ソニア ソニア ソニア
自分で塗ってみたのかい？
どんな ソニア ソニア ソニア
鏡に映っていたの？
唇からはみ出したのは 届かない背丈のせい
だけど ソニア ソニア ソニア
いつもよりも 綺麗だった
「大人になろうと背伸びしている自分」が本質を映す鏡に映ってしまった。まだまだ子どもであることが客観的に突きつけられてしまった。
でも、だけど、主観的には大人っぽく綺麗になっている。やはりリップスティックは大人になるための道具なんだ。自分の気持ちを大人にしてくれる道具なんだ。
ずっと机に隠していたこと
ママはきっと知ってたと思う
だけどそれでも叱られなくて ちょっと不安だった
ママもその昔、似たような経験があったんだろうね。それで叱ろうにも叱れない。悪いことなのはわかっているけど早く大人になりたい。狭間の不安定な感情。
やがて時は過ぎ去って 好きな人ができた頃
自分が似合う色を 探すようになった
数年後…っていう激アツ展開。「大人になるのに憧れてた色」＝「大人として綺麗に魅せる色」ではないんですよね。心が大人になった瞬間。
そんな ソニア ソニア ソニア
いろいろ塗ってきたけれど
今日は ソニア ソニア ソニア
一人で決められない
今までのイメージと違う 大人っぽいものもいい
だから ソニア ソニア ソニア
一番 素敵な 自分になりたい Wow…
！！！！！！！！！！！
ここなんですよね。
「小さいころに憧れていた大人っぽいリップスティック」と「大人になった今大人っぽいと感じるリップスティック」は違うんですよ。それでもママのリップスティック"も"好きで、それに加えて「大人っぽいもの"も"いい」。
「一番素敵な自分」ってとてつもなく主観的なんですよね。かわいいとか綺麗って表現は客観性があって他人の目で判断されるものだけど、「素敵」って表現は「自分が自分らしくいられる」ってニュアンスを含んでいる。
それで ソニア ソニア ソニア
自分で塗ってみたのかい？
どんな ソニア ソニア ソニア
鏡に映っていたの？
身も心も大人になったとき、また鏡に映しながらリップスティックを塗ってみよう。あの頃と同じように。
そうしたら主観も客観も大人になったことに気づくだろう。
だって ソニア ソニア ソニア
何度も恋をする度に
違う ソニア ソニア ソニア
表情 変わっていく
リップスティックってあの日からずっと
描き続けたダイアリー
今日も ソニア ソニア ソニア
今日の気分は 何色にしよう
あの日から共に歩んだリップスティックは描き続けたダイアリー。素敵な表現ですね。
恋をするたび気分や表情が変わっていく。それとともに塗るリップスティックも変わっていく。そんな素敵な物語を歩みたいね。
日向坂46の「ママのドレス」や「キレイになりたい」と一緒に聴きたいですね。
あとこれは余談だけど、歌詞だけ読んでると乃木坂46の「ゴルゴンゾーラ」のメロディーに合わせて歌ってしまうんですよ。なんでかな？
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