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Creepy Nuts武道館。ありがとう。


Creepy Nuts武道館。行ってきました。

凄く良かった。

めちゃめちゃ良かった……

Creepy Nutsとの出会いは、

菅田将暉ANNの月曜音楽アカデミーで「『阿婆擦れ』のMVは全員シコって録った」とかいうアホなニュースを聴いて、ほうほうどんなもんじゃいってMV見に行ったらめっっっっちゃくちゃ格好いい曲で。

そこで一目惚れ。社会人なりたての初任給でCD全部購入。ヒップホップのヒの字も知らねえような奴が。


そこからラジオも毎週聴き始めまして。今では #菅田将暉ANN#cnann0 のふた番組はできるだけリアタイで聴くようにしてる。(月火連続なのがキツイけど!!)


菅田くんもそうだけど、ラジオの姿を好きになったらもう戻れないね。

個人的に、ラジオって「人間」の魅力が1番出てくるメディアだと思う。

格好良いから好きとか、技術が凄いから好きとかじゃなくて、「人間」を好きになったらもう戻れない。

ラジオって偉大なメディアだわ。ほんとに。

そして、そういう番組作りをしてくれている作家の福田さんも偉大。感謝。


ライブ中泣きまくって喋れなくなった松永さんにR-指定さんが言ってた、「ホンマに人間やなぁ、お前。」という言葉。

そこが多分すごく大事で。


ステージに立ってるのは決して完璧なスターじゃなくて、人間で。

特にCreepy Nutsのふたりは、たりてないところを数えればキリがない。



そんな人間が、武道館の中心でスポットライトを浴びて、大好きなものを貫き通して輝いている。

その生き様がいちばんエールになる。



日々生きてると、どうしても自分の欠点ばっかり目に入る。そんな自分が嫌になる。

でも、武道館の二人のライブを見て、ああ、欠点だらけでもいいんだって、そう思えた。

欠点だらけの自分でも、何かひとつ好きを貫き通せばいい。だって私、人間だもの。


なんかすごく楽になった。


そんな中で聴く数々の曲。R-指定さんの書く歌詞は、文字数も多いし、それに込められている意味の濃度も濃い。それが松永さんの気持ちいいトラックに乗って体の中までストレートに届く。

いやもう、響く響く。


「今日来てくれてる人たちも、日常苦しいこととか沢山あって、その逃げ場として今日来てくれた人もいると思う。明日からも辛いこといっぱいあると思うけど、そんなときこそ生まれたばかりの天才だった自分を思い出してほしい。」

(言い回しとかは違うと思うけども)

R-指定さんのMCからの「かつて天才だった俺たちへ」。

MCで頷きまくって首折れるかと思った。ほんとに。

そして流れるウッドベースの音。低音が体の芯に直接響く。そして二人のパフォーマンスに手や体を揺らす私達。


もうね、泣いた泣いた。


会場の空間全体が音楽だった。

なんだろうな。皆が人間で、空間が音楽だった。

クサい言い回し?うるせいやい。


『世間と自分との溝に針を落としてこそ、初めて音を奏でるのが俺のHIPHOP(未来予想図)』


そうして形作られた音楽が、小さなレコードになって松永さんの手で回される。

アリーナの中心にいる松永さんの周りを、R-指定さんが軽やかに動き回り、言葉を乗せる。くるくると回る。

そのレコードは更に広がり、武道館になる。

武道館が一つのレコードになる。

その中心にCreepy Nutsがいる。

空間全体が音楽になる。 


そんな錯覚を引き起こした。


あんたら、ほんとにすごいよ。自分じゃ気付いてないかもしれないけど、ほんとにすごいことをしたんだよ。

と、誰目線かわからないけど、そんな感情をいだきました。


いやほんと、良いライブでした。

ありがとうCreepy Nuts。



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