心中の叫び

私が、私のままでいられる場を
与えてほしいと願ってしまう

最も純粋に、素直になんでもしてよい
と天から許可がおりるとすれば何がしたいかといえば

まず自分は御簾の内に入りたい
この世は激しすぎる、一旦隠されたい
それから想いを宣べる、決して利己的なものではない
民を想って、我は質素に、我がみことを捧げようと誓う
一旦は御簾の内に隠されたいが、それを望まぬ

世間の最底辺に立って、世間の最底辺と共に
あらんと願う。そこまで救われねば何の意味もあらぬ。
完全に上下の消滅するを目指して
自ら進んで泥水をすすって共に生きようと誓うであろう
しかし虐げられるのは別の話である
虐げをなくすために、そこへ飛び込むものである

そして私は人々を機能させるためにいるのであって
私が全て機能するために存在するのではないから
むしろ己は空しくして、能力も低いこと多々あり
人々が、相互に助け合う状態を進んで望まんとする

ただし今世の私のみことは比丘にあり
帝とは別のところで世を改めるに貢献すべきみこと
しかし帝とやること、想うことは変わらぬ
転輪聖王と仏とは同心一体である

わがたましいが叫んでいる
この虚空へ散らばって遍満していく
今はかすかであろうとも、この縁があらゆる縁をつくって
遠い未来に一気に集結してくるであろう

これが内心の言葉らしい
どうしたものか

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