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プラチナ ダブルR3アクション

今回はプラチナ万年筆のダブルR3アクションについて書きます。
名前に入っているRは、回転式(ロータリー式)のRなのかなぁと予想。

追記 改造しようとしたらぶっ壊れました。上軸と機構だけ生きてるので、欲しい人いれば譲ります。

それでは。

概要

メーカー、名称及び品番
PLATINUM DOUBLE R3 ACTION
MWB-500 RS

価格
500¥

種類
マルチペン

機能
赤油性ボールペン
黒油性ボールペン
0.5mmシャープペンシル

機構
回転式、ノック式

レビュー

良い点


上軸。回転機構がすごく見やすい


シンプルな段差のない見た目をしているので、回転式多機能ペンの機構の挙動がよく見えます。
メカメカしい上軸と、超シンプルな下軸の対比が綺麗ですね。
白色の内部パーツとメッキされたツルツルの金属パーツは透明感のあるデザインとマッチしています。
また、無色透明のグリスによって500円とは思えないなめらかな動作をしてくれます。
たまにガシャガシャ鳴るやつあるよね。このペンはスムーズです。

クリップは程よい硬さなので実用性はかなり高いと思います。


下軸。D1の金属感結構好きです


安価帯多機能では珍しい、D1規格を採用しています。そのお陰でリフィルの互換性が高いです。ジェットストリームなども使えます。
また、最大径11.35mm(ノギス計測につき0.03mm程度の誤差がある可能性)という細軸に仕上がっているのも細いリフィルの恩恵です。

これが一番大きなアドバンテージかもしれませんが スケルトンモデルがラインナップされている というのは回転式マルチペンという括りで見ると貴重な存在なのではないでしょうか。無機質な見た目のペンが好きな方にはオススメできます。 ※本記事で使っている個体のカラーはフレッシュリーフです。

初期搭載レフィルは、程よい筆記抵抗はありつつカスレにくいので文句なしといったところ。強いて欠点を挙げるとすれば、赤色の発色がもう少し鮮やかになっていれば良かったかもしれません。
品番はBSP-100Sです。定価は100円です。

欠点

まず、軸がとぅるとぅる超滑りやすいです。
グリップ、一切無し。軸が滑ることで有名なカヴェコスペシャルより滑ります。

また、構造として、下から

リフィル(金属製)→リフィル受け(金属製)→ノック棒(プラスチック製)→ノック側カム(プラスチック製)→本体側カム(プラスチック製)

のようになっていますが、このノック棒がとても細いので撓みます。しっかりした書き心地を求める方には向きません。ちょっとソフトな書き心地です。
正直、ここの素材がプラなのは500円だから仕方ないとは思います。
リフィル交換怖い。ぜっっったい4C入れるなよ?

ペン先の穴のガタツキがそれなりにあります。元々書き心地が柔らかいペンなのであまり気になりません。

結論

5段階評価

持ちやすさ…
★☆☆☆☆
これはダメです。グリップと呼べるものは何も存在しません。せめてマット加工とか…

デザイン…
★★★★★
スケルトンパーツ、白色パーツ、クロームメッキ仕上の金属パーツの統一感、シンプルな形状は見ていて飽きないです。
金属リフィルが見えているのもスタイリッシュですよね。

コスパ…
★★★★☆
500円という金額を考えると、かなりよくできたペンなのかなと思います。金属クリップとか結構頑張ってます。

バランス…
★★★★☆
回転式、ということで上軸に機構が詰まっていますが、プラパーツが多く総重量が軽いのでリアヘビーには感じません。主観ですが、長時間安定した筆記をするのに向いているバランスだと感じました。

書き心地…
★★★☆☆
金属リフィルの安定感+細いプラパーツのふわふわ感=?????
好みによると思います。

まとめ

デザイン重視の人におすすめです。手汗かくひとにはおすすめできません。グリップがちゃんとした別のペンを買ってください。

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