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ナナメの夕暮れの『れ』

レバニラ炒め‥レバニラ炒め(レバニラいため)とは、レバーとニラを炒めた中華料理である。

レバーが苦手な人は結構いるとは思う。
レバニラ炒め定食を注文してレバーを全て取り除いて食べてもそれは以外と美味かった。
苦手だった小学生の時期僕はそうして食べていた。

ばあちゃんもレバーは苦手で食べなかった。
でもばあちゃんは時々レバーを自分でスーパーマーケットで買ってきて頑張って食べようとしていた。
そして必ずチャレンジに失敗して食べるのを諦めていた。
年寄りが独りでそんなチャレンジを日頃やってるのを観て僕は何故かそういう自分だけのチャレンジが楽しそうだなと思っていた。

おっさんになった現在でもばあちゃんのチャレンジが気になっている。
でも、もう老人ホーム施設で生活していてばあちゃんの観察はもう出来ない。



突然、母親がばあちゃんの事を誰にも伝えずにどこかに隠してしまった。
親しくしていた人達にも家族や身内にも母親はばあちゃんの居場所を聴いても絶対に教えてくれなかった。
母親はいわゆる精神異常者やサイコパスの類いの人だと昔から思っている。

俺は独りで県内にある老人ホーム施設を時間をみつけてはちょこちょこ車出かけて探し回り奇跡的にばあちゃんを見つけた。
とても嬉しかった、達成感が半端なくあった。

しかし、また母親がばあちゃんを違う知らない施設に移してしまうのではないだろうかという心配はあった。




母親は昔から恐ろしいほど平然とで嘘を言う。

だから母親の身近な人はそれを分かっていてトラブルに発展しないように付き合っていたり、気をつけて対応している。

でも初見の人だったりすると母親の事おかしいヤバい人だと気づかない鈍感な人もいる。
そんな鈍感な人の中から大抵は被害者が生まれるのだ。

時間の問題で大抵の人は気づいて母親から離れていく。
大概仲良くしてる人は高確率でトラブルになって離れていく。
ばあちゃんの事を施設に入れる事を母親が行なったのだろうけどその施設の人は手続きや面談などの際に母親と対話して異常や不審が感じ取れなかった事を思うと施設の人も鈍感な人間だったのであろう。

自分で母親はアルツハイマーなんだと言って回っている。
とりあえず自動車の運転をしないでほしい。

これ以上母親によって被害者が増えないよいには願うしか方法が見つからない。


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