読書感想文「会計が動かす世界の歴史」

読書の内容をより定着させるために、読んだ翌日に振り返りを書いていく習慣をつけたいので、書きます!

基本的には、将来の自分が復習に読み返す用です。

読む目的:

簿記やお金に関する歴史的な教養を把握して、
今後の情勢を読む力を育もう!
歴史を楽しもう!

具体的に絶対変える事:

①会社も個人も、しっかり会計をする。
②21世紀において、教育事業が大切だという思いを強く持ち、事業を行う!
③きちんと金融を利用して事業を行う。
④生涯勉強!

へぇーポイント:

ダ・ヴィンチも「スムマ」を出版した近代会計の父「ルカ・パチョーリ」に数学を習った。
活版印刷によって、人類は他人の気持ちを考えるようになったのか、殺人発生率が明らかに下がった。
アラビア数字は当初、規制され、17世紀まで、ローマ数字を強要されていた所もあった。
ダーウィンは投資家として手堅く成功していた。
メソポタミアでは、文字よりも先にトークンによる会計管理が行われていた。
哺乳類の中で人だけが持つ体制は、暑さへの耐性らしい。暑いところで、相手が疲れるまで追いかけ続けるという狩りの手法が成立するらしい。
ヨーロッパにアラビア数字を広めたのは、フィボナッチで有名なレオナルド・ピサーノ
アラビア数字は人の脳にとって非常に処理しやすい形式。(桁毎に比べれば大小がすぐわかる。)
公証人は、人工の0.5%が従事するほどの人気の職業
保険はもともと冒険貸借という貸付の形から発展した。
江戸時代の日本は、高い算盤能力のおかげで、複式簿記の技術がなくても、商売ができていた。
ドルの期限はチェコ・ドイツ国境近くのヤーヒモフという谷でとれる良質な銀貨。「谷のもの」をいみするのがdoller. 
スペインが手に入れ、世界に流通したメキシコドルが、円盤の銀貨だった。これが、圓(元)、フォン、円の起源
スペインが大量に銀を持ち帰ったために、16世紀からの100年にわたり緩やかなインフレ「価格革命」がおこり、封建制崩壊の一因となった。
オランダの東インド会社が世界初の株式会社は、スペインへの情報開示をしたくないたため、情報開示に消極的で、会計がずさんだった。
東インド会社の情報開示を求めて、憤慨したアイザック・ルメールが空売りを仕掛けて、空売りが禁止された。
チューリップ・バブルは、冬が過ぎ、現物取引が再開すると、崩壊した。
イギリスでは南海泡沫事件(公債を、株式に時価で転換・簿価で発行)の影響で、株式会社の登録に議会が必要になるほど敏感に
ジョン・ローがフランスで、王室銀行をつくり、世界初の不換紙幣を作るが、ミシシッピ会社の株価崩壊と深刻なインフレで、経済体制は崩壊。金と銀の世界に戻った。(国の借金は帳消しにできたのですごいが、経済格差はひどくなり、フランス革命の一因に)
フランス革命のきっかけは、「国王への会計報告」という敏腕財務長官ネッケルの暴露文書
明治日本にも、ウサギ・バブルがあったが、国がウサギに税金を課して崩壊。
人類は農耕を人口増加のために仕方なく始めた。狩猟生活のほうが本来適している。農耕は量で、狩猟の質に打ち勝った。
農耕による人口増加は、貧窮を招いたが、20世紀の技術革命がこれを打開した。
ペストに因る人工減少は、農民の地位向上をもたらし、耕作地の増加に伴い高品質な家畜が生まれ、梳毛織物の成功につながった。
イギリスで産業革命が始まったのは、安価な石炭と、ペストによる人口減少にともなう高賃金の影響が多い。
国債や公債が取引の中心だった19世紀初頭のロンドンで、鉄道株が急激にシェアを伸ばした。
鉄道は利益計算が難しく、粉飾がしやすいため、公認会計士の必要性が高まった。
経営者と投資家が一致している段階では、キャッシュが大切だが、分離すると配当の原資となる純資産が大切になり、金融の発達とともに、会計も完成した。
アイルランドでは銀行機能が停止しても、バーでの小切手経済が成立した。
技術(AI)の発達によって、消滅する仕事もあれば、生まれる仕事もある。
問題は生まれる仕事に必要な知識を人々が獲得できるかどうかだ。新たな知識を獲得できない人は職を失う事になる可能性が高い。

リンク:

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経緯:

アマゾンunlimitedで上位ランキングを眺めてたら、衝動買いしてみた!サクッと読めそうだから読んだ!

所感:

歴史楽しい!久々に実利の低い本を読んだ気がするけど、やっぱり大切だ!たまにこういう強要を深める知識を勉強していかねばぁ。歴史は繰り返される!!!

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