「音楽に生かされている。」僕が夢見る、最高の世界征服。

自分にとって、音楽とは。

何故歌いたいのか。どうなりたいのか。

ありきたりな問いに、ありきたりな言葉で。漠然と。

良ければ読んでってください。



音楽は、そこから飛び降りようとしてる人の手を握れはしないし、人に向けられた刃物を消し去ることだってできない。

人間じゃなければ、魔法でもない。


でも、きっと、静かな夜に寄り添い、憂鬱な朝を照らし、我を行くあなたの背中を押すでしょう。

そうやって僕は何度も心を救われてきました。


音楽を好きでいること、そして好きなアーティストを「好きでいる」ことは、自分にとって豊かなこと。

些細な力となり、ふとした瞬間に勇気を与えてくれる。


そんな力を、次は自分が与える側になりたい。



自分は、決して酷い仕打ちを受けてきた人間ではなかった。

明日を生きるのに手段を選ばない程、追い込まれた人生ではなかった。


だから、分からない。そこにいる、そういう人たちの心底が。

だから、分からないから、悔しい。虚しい。


だから、歌わせてください。その心を、ほんの少しでも救えるまで。

そして、この晴れることのない悔しさと虚しさを心に刻み付けるために。




そんな自分にも、自分なりの苦しみがある。人と比べてじゃない、自分の中にある、自分だけの苦しみがある。

それをこの手で形にしていくしか、歌や曲にして、叫んでいくことしか、その「リアル」から負けないための術を知らない。




自分の心のために、そして聴いてくれる全ての人の心のために、そうしていつか、誰かの救いになるように。

明日への原動力になれるように。


そのために精進します。歌い続けます。



これが、僕が夢見る、最高の世界征服。

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