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"アドバイス"に見せかけた"クソバイス"の見分け方。

こんにちは、FUUです。

職を転々としてきて、最近ではフリーランスエンジニアになった私ですが、

どの職場でもアドバイスをいただくことがある。

しかし、中には"アドバイス"のふりをした"クソバイス"が存在しているのと確信している。

そして、"アドバイス"と"クソバイス"の見分け方が分かったので共有したい。

「毎日説教されて鬱気味」

「自分って怒られてばかりだな」と思う人にはクリーンヒットする内容だと思う。

クソバイスって何?

クソみたいなアドバイスの略。

アドバイスを貰う側の時間と労力が消費される割には役に立たない話のことだと自分では定義している。

"クソバイス"と"アドバイス"の見分け方

私の経験だが、酔っ払いの説教や余計なお世話の一言で片付けられるような「クソバイスらしいクソバイス」は意外と少ない。

それよりも、「アドバイスに見せかけたクソバイス」がかなり多いと思う。

これが厄介で、最近まで悩みの種でもあった。

しかし、今から言う3つの基準を用いると格段にクソバイスの見分けが付きやすくなった。

①時間が長い

どんなに優しい口調でも、どんなに論理的なアドバイスでも、時間が長い場合はクソバイス認定していいと思う。

理由は、とにかくコスパが悪いから。

私の感覚だが、アドバイスを受ける側は大抵良い気持ちがしない。

しかし、アドバイスを受けることで、自分の足りない部分に気付き、成長したい気持ちが発動して、修正できる。

つまり、「苦痛 < 成長したい気持ち」(苦痛より成長が大きい状態)の状態になることが、アドバイスの理想だと思う。

しかし、アドバイスの時間が長くなると"成長したい気持ち"より"苦痛"が大きくなる。

「苦痛 > 成長したい気持ち」と言う状態だ。

この状態が続くと、「アドバイスを受けて成長したい」よりも「アドバイスを避けるためにはどうしたら良いか?」と言う発想になる。

この時点で、もうアドバイスはクソバイスになっている。

クソバイスを避けるために行う行動は負の行動が多い。

・相談の機会が減る
・苦手意識が生まれる
・ミスが多発する etc…

これらの行動はクソバイスを避けようとしていることが原因で起きている。

②「前も言ったけど」と言う言葉が頻出

はっきり言って、「前も言ったけど」はアドバイスする側の無能さを露出するワードである。

一度アドバイスを受けた場合、ほとんどの人はそれを修正しようとする。

「また同じアドバイスを受けたいな」と思う人はいないはず。

しかし、先ほども出てきた「苦痛 < 成長したい気持ち」の状態に陥ると、「改善しよう」よりも「アドバイスから逃れる方法」に脳のリソースを使うようになり、また同じ過ちを繰り返してしまう。

そして、同じ内容でアドバイスを受ける状態になる。

この状態で「前も言ったけど」という言葉が出てきた時は、クソバイス臭を感じ取った方が良い。

「前も言ったけど」と言う言葉は、「前も言ったけどアドバイスで改善させることができなかった」と言う結果を表している。

つまり、アドバイスする側もアップデートが必要なことを表している。

あなたも、今まで「何度も言ったけど」と言うワードが出てきたクソバイスを思い返して欲しい。

大抵、同じ話を繰り返していないだろうか?

もちろん、アドバイスを受けて改善する気持ちは大事である。

しかし、「前も言ったよね?」「何度も言っているけど」と100%こちらの責任にされると、ちょっと話は違ってくる。

そのため、クソバイスによって「何度も言われているけど。。。」と気に病む必要は1ミクロンもない。


③質問責め

たまぁにアドバイス中に、

「なんでこうなったの?」「これはどうしてだと思う?」

と質問責めするパターンのアドバイスがある。

これもクソバイスになる可能性がある。

特に、長いアドバイス+質問責めパターンだと高確率でクソバイスになりうる。

アドバイス中に質問責めする人の心理は「相手のことを知りたい」「相手の本音を知りたい」と言う「ヒアリング」が目的だと思う。

しかし、断言してもいい。アドバイスされる側から本音など聞けるはずがない。

よくよく考えて欲しいが、そもそも「ヒアリング」と言う技術はかなり難しい。

顧客や社員など、仕事に対してヒアリングを行う時は、ちゃんと目的を共有して、質問もちゃんと用意して、時には資料も用意する。

そして、何度もアプローチして、関係性を築き、やっと本音が聞けるのではないか。

それを、説教ついでに本音を聞こうなんて考えが甘すぎる。

そのため、アドバイス中のヒアリングに対して、アドバイスされる側は「アドバイスに対しての正解」を答えようとする。つまり、本音ではない。

そして、もっとタチが悪いパターンが、質問を「ヒアリング」ではなく「説教するトリガー」に使っているパターンだ。

あえて、アドバイスされる側が言葉に詰まる質問を投げかけ、それに対してまたアドバイスを繰り広げる。

それを「あなたのため」と言って、アドバイスされる側の負担を増量させる。

まるで武器を用いずに行う拷問である。

④頼んでもないのにアドバイス

「ちょっと質問しただけなのに説教がスタートした」

「この人に頼み事すると長いんだよな」と思う人がいると、クソバイザーの可能性がある。

何度か言っているように、本来のアドバイスと言うのは「苦痛 < 成長したい気持ち」の状態を生むものである。

そして、その状態になるにはタイミングが重要だ。

そのタイミングとは「恥をかいてでも解決したい、学びたい」タイミングである。

そう、アドバイスのタイミングはアドバイスされる側が一番分かっている。

しかし、相手のタイミングを無視してアドバイスしてくる人は

・自分に酔っている
・自分がしてきた苦労を共有したい

ことが多い。つまり、アドバイスのベクトルが自分に向いている。

そういうアドバイスは一旦無視(もしくは聞いているフリ)で良い。

たまに、後に「あのアドバイス役に立った」と言うことがあると思う。

しかし、その時はまたアドバイスを求めると良いし、クソバイスを全て受け止めるとコスパが悪すぎる。

そのため、アドバイスが勝手に始まったら無視、聞いているフリ、その状況を避けると言う対策が必要だ。

クソバイスで心を消費するな

アドバイスとクソバイスの見分け方で、少々過激な表現をしたが、一番伝えたかったことは

「クソバイスであなたが心を消費する必要はどこにもない」と言うことだ。

正直、クソバイスをする人はたくさんいる。

そして、見分けにくい。

一見、「あなたのため」「あなたがミスを繰り返さないため」のアドバイス

と思わせといて、ガッツリ自分のためのクソバイスを繰り広げる。

そのため、クソバイスをアドバイスとして、まともに受けて自分を責める人はかなり勿体無いことをしている。

私もかつて、会社で社長に優しい口調で何度も何時間も怒られて自分を責めた。そして、病んだ。

だが、会社を辞めて、そのアドバイスをクソバイスと認めた時、心が楽になった。

アドバイスを素直に聞くことは大事である。

しかし、アドバイスされる相手を選ぶことはもっと大事だ。

毎日怒られて、アドバイスされて、少し心が辛い人は、是非クソバイス探しを行なって欲しい。(全部クソバイス認定するのもアリだ。)

そこから、「このクソバイス、この部分は役立つかも」「前のクソバイスが役立った」と言うように、クソバイスとしての扱い方が徐々に分かるはず。

そして、クソバイスに耐えれなかったら逃げても良いと思っている。(実際私は逃げた)

クソバイスにあなたの心が負担を負う必要はどこにもない。

以上、最後まで読んでくれてありがとうございました。

私からのクソバイスでした。

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