オフライン

突然声が消えた
間もなく、姿かたちも跡形もなく消えてしまった

急いで探した
走って走って…夢中になって探し回った

一本の微かな光が差した
もしかしたら戻ってくるかもしれない

天を仰ぎ、先ほどまでの平和な時間を取り戻すように祈った

光が消えた
悔やむ間もなくまた走った

木々のざわめき
虫の合唱
風の唸り

自分を嘲笑っているようだった

恐れていた里帰りの悪夢がここで来るとは…

あー…もう…








電波はどこだ…

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