アズサノコト 其の参

梓の過去
花江が怒りの形相で梓の元へ来る

花江「梓」

梓「 お母さん…」

花江、絵が描いてあるキャンバスを見せる

花江「これはなんなの」

梓「 そ、それは…」

花江、キャンバスで梓を殴り、ナイフでキャンバスをズタズタに切り裂く

花江「こんなものにうつつ抜かしてるからあんたはダメな子になったのよ。もっと厳しく躾けた方がいいみたいね!!」

梓「 …さない」

花江「え?」

梓「 許さない…これ以上梓をいじめるのは許さない…」

花江「なによその態度は。私に反抗するの?」

梓、花江を突き飛ばし、落としたナイフを花江に向ける

花江「ちょ、ちょっと、あんた何もって」

梓、花江をナイフで刺す

花江「あ…が…」


刺され倒れこんだ所をまたがりナイフを突き立てる

梓「 ねぇ、痛い?お母さん!!教えてあげるよ!!梓はね、刺されるよりも辛い思いをたくさんしてきたの!!ねぇ、わかる!?梓の代わりに私が教えてあげる!!偉いでしょ!?いい子でしょ!!立派でしょ!?ねぇ!!ねぇ!!」

めった刺しにする、が、段々力が無くなっていく

梓「 梓 の代わりに私が教えてあげる…梓を苦しめるのはあたしが許さない…」

梓はそのまま倒れ込む

梓が目を覚ますと、血だらけで倒れている花江が横たわっていた

梓「あ…あああああああああああぁぁああぁあぁあああああああああ」

近隣の住民からの通報で駆け付けた警察により梓は殺人の容疑で連行された

事情聴取の結果、梓の様子がおかしい事に気付いた警察は梓にカウンセリングを受けさせる事に決めた…


梶「あー、あー、えー東雲さん、東雲梓さん。私の声は聞こえますでしょうか?」

梓「…はい」



…物語はカワッタコトへと繋がっていく…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?