引きこもり、不登校児の音楽

内容なんておおまかにしか覚えてないけど中学で先輩に目を付けられて奴隷みたいになって、だけど学校には通わないといけなくて、先輩が卒業して中学三年になるころには学校は自分にとってただの恐くて億劫な場所になってた。

友だちに勧められるまま塾に通って高校入学はできたけど無気力になってしまって、課題も全然提出できなくて、毎日毎回授業が始まるたび同級生の前で違う先生に怒鳴られて、家でも何時間も父親の説教と怒号を浴びてた。

その頃聞いてた深夜ラジオでASIAN KUNG-FU GENERATIONのブルートレインとブラックアウトっていう曲を知って、曲の入ってるファンクラブってアルバムを近くのTSUTAYAで買った。その頃は毎日高校の校門の前まで行っては泣きながら引き返してたけど、家に帰ってこのアルバムを聴くと自分には音楽があるんだって安心した。

その頃から、直接ではないけど引きこもりって親からも周りからも言われるようになって、引きこもりらしく何時間もネットゲームをやってみたけどあんまり続かなかった。

ストラト買って弾いて、絶望感から逃げ出すために毎日吐き出すみたいに歌みたいなものを作って、RADIOHEADとか聴くようになって。
その頃から自分の安らげる場所は音楽の中にしかなくて、ずっと閉じこもってる。

大学卒業しても、派遣会社に就職して愛想よく仕事しても、どれだけ真面目に器用に立ち回ろうと、もう社会自体が学校と同じ「恐くて億劫な場所」になってた。だいたいどの職場も3年経たないうちに限界が来る。

もう誰かが救ってくれるなんて思わなくなったし、音楽で売れたいとも思わない。
ただどうにか、音楽だけは続けられたらなと思ってる。

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