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孤独な夜はまぁ気楽。デッキ紹介『久保エリア』[デュエマ]

惨めでおめでとー。(*'▽'*)
久保…じゃなくてエネミーBです。

『デュエルマスターズ エピソード2』
様々な種族がフィーチャーされた年です。

少し前に『種族(おれたち)って革命(レボリューション)なんだ』というキャッチコピーがデュエマどころかネットミーム界隈で大流行りしましたが、正にそのスタンスの原点とも言うべきシーズン、それがエピソード2。

敵対種族アンノウンに加えて新しく現れた3種は文明が逆転した『闇のエンジェルコマンド』『光のデーモンコマンド』、主役と同じくドラゴンテーマ『キングコマンドドラゴン』と、”種族じゃない部分”が異例塗れの良コンセプトなのがかなり独特でした。

中でも闇のエンジェルコマンドは他の2種と異なり、既存のエンジェルコマンドとは全くシナジーしない独自路線を進む完全に新しいテーマとして生み出された産物でした。

そんな異質な種族テーマはその年のクリスマス商戦にもめでたく選ばれてしまいました。そしてそれに魅了された小学生が俺です。

ヘブンズゲート、ウェディングゲートが2枚ずつしか入ってないことで有名

今回はそんな懐かしのテーマをフィーチャーしたデッキを紹介したいと思います。


[聖なる夜に大爆発を]

今回の主役は変形デッキ鬼エンジェルの看板、
「偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ」です。

デッキに1枚しか収録されなかったよぉ。

偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ
エンジェル・コマンド/アンノウン
闇 コスト9 パワー13000
・T・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のクリーチャーをすべて破壊してもよい。そうしたら、自分のシールドをすべて墓地に置く。

シンプルにしてど派手。
自らのシールドすべてを弾丸にアポカリプス・デイをぶっ放す!!

あまりに捨て身の戦法なので、もちろん工夫して運用すべきカードです。

「変形デッキ鬼エンジェル」では、ウェディングゲートからエンゲージリングXXと一緒に出すことによって盤面にブロッカーを残しつつ、返しのターンで相手の盾を一気に削り切れるというものすごく完成されたコンボでこのカードを活かそうとしていました。

ポテンシャル激高い種族なのが分かる
全ぶっぱ→シールド償却の順なので問題なく割り込める
当時の雑誌でも堂々書いてあるデザイナーズコンボ

さて、現代において闇のエンコマは少しずつ新規カードがひそかに出ていたりします。
そしてそんなカードの中には「EXライフ」という素晴らしい能力を持ったカードがありました。

それが「冥光連結ピカガジラ」「光獅接続シャウライガー」の2枚です。

Gスト、ブロッカー。以上。
モータルコンバットのFATALITYでこんなのあったね。

両方スターインザラブの全除去から生き延びれる上に、このコンボの盾の不法投棄を盾修復で補ってくれるという部分で現代においてはエンゲージリングXXよりも利便性に軍配が上がるといっても差し支えないでしょう。

一般的にはあまり評価されていない2体ですが、スターインザラブという最強のオーナーと共に活躍してくれます。


[古のコンボを現代風に]

さて、ウェディングゲートからスターインザラブを呼び出して盤面解決するのはいいのですが、現代デュエマでは盤面ゼロから再び猛スピードで展開されてしまい、盾のなくなったこちら側はほとんど成す術なく沈んでいくのがオチです。

かつてはこのコンボでシュバルフルートを巻き込むことによって、超次元からシュヴァル来訪、そのまま覚醒条件を満たして相手の展開を防ぐ動きがありました。

死んだらシュヴァル等を呼ぶ。なぜか「ヴァ」ではなく「バ」
スターインザラブ+耐え抜いた相方で条件クリア
相手が展開するほど防御が固くなる

この動きは美しい反面、シュバルフルートが生き物故に現代デュエマの息をするように盤面に触ってくるご時世ではウェディングゲート打つまで生き延びないことも多く、速攻相手にトリガーで打った時などの予期せぬタイミングに場にいないことも多い。

いろいろ考えたのちに超初歩的なあることに気づきました。


『クリーチャーじゃなきゃそもそも巻き込まれないじゃん』


そう、現代では超次元に触る方法はクリーチャーでも呪文でもなくともできるのです。

今回のもう一つのキーカード
「Dの終断ドルマゲドン・エリア」です。

Dの終断 ドルマゲドン・エリア
闇文明 コスト4 D2フィールド
・自分のコマンドすべてに「スレイヤー」を与える。
・Dスイッチ:自分のターンの終わりに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、闇または火の、コスト6以下のコマンドを1体、自分の墓地または超次元ゾーンからコストを支払わずに召喚する。

スターインザラブの効果を使用してすべてのクリーチャーを処理、エンド時にDスイッチでシュヴァルを呼び込めば相手ターンの開始時に覚醒。
シュバルフルートよりも安全かつスターインザラブ不在時にも超次元からシュヴァルを呼び、ウェディングゲートで適当な2体を出すだけでお茶を濁せる存在となります。

さらにおまけのスレイヤー化能力でピカガジラを強靭なブロッカーに仕上げられるのも強力な点。

戦術の大いなる潤滑剤として機能してくれることでしょう。

以上2つの軸を据えて、カウンター性能と中盤の堅実さをうまく両立したデッキに仕立て上げていきます。


[デッキレシピ]

拡大推奨。エピ2産闇エンコマが1種しか居ない件(時代感じる)

序盤は手札補充、中盤以降はドルマゲドンエリアを設置しながらウェディングゲートを利用して展開していくデッキです。

根幹の動きは若干遅いですが、トリガーによる高いカウンター性能でうまく補っています。

超次元はドルマゲドンエリアから出せるものなら何でもいいのでかなり自由度が高いですが、今回はあえてラストストーム+GPリンク組を見せて戦略を相手に悟られづらくしています。
個人的には「爆炎覇龍ガイフレア」(6コストの火のドラグハート。デスマッチビートル的な妨害機能付き)等を入れると中盤もたついたときにすげー強いと思うのでオススメです。


[各種カード解説]

『光姫聖霊ガブリエラ』

旧枠の中でも屈指のパワーカード

昔からスターインザラブと仲良しのカード。
盾が無いとPONと出せたぜ(ベネット)

敗北回避も強力だが、シュヴァルの覚醒条件の補助、アルファリオンのGゼロ条件の補助など、このデッキには欠かせない要素をたくさん含んでいる超キーカードだったりします。

『聖霊王アルファリオン』

エンコマ最強のフィニッシャー

エンコマ多面展開といえばこいつの出番。
実は超次元にひっそりといる「頂上の精霊 ミラクルスZ」もエンジェルコマンドなので既に4体並べば手札にエンコマが無くても次元から召喚→進化で突撃ができます。

貴重な青マナでもあるので気持ち多めに積んでます。

『パンドラの記憶』

こういうテーマ内外で色々使い方あるカード増えてほしい。

コアクアンと合わせて3ターン目の手札補充。
キーパーツを拾うのはもちろん、超次元に置く効果もドルマゲドンエリアと合わせればデメリット無かったり

例えばこの効果でシャウライガーを置いておけば、スターインザラブで枯渇した相手のリソースに合わせてドルマゲドンエリアで呼び出し、ハンデスと盾修復で一気に相手を窮地に追いやったりできます。
ドルマゲドンエリアは墓地からも出せますが、サイバーチューン等と違って3コストで手札枚数の総量を増やせるカードなのがこのデッキとスーパー噛み合っています。

『時空の禁断 レッドゾーンX』

割と説明不要…?

ウェディングゲートを序盤にトリガーで打ってスターインザラブを握っていなかった。その結果微妙な盤面になってしまう事が残念ながら多々起きてしまいます。

そんな時にはこのカードに2体侵略してラストストームで暴れましょう。
アグロ相手にはこれが一番です。(真実)


[おわりに]

現代でも上手くいけば通用してしまう特大カウンター戦術、如何だったでしょうか。
やはりサポートカードが優秀なおかげで無理なく堅実に戦えるのは地力の高さの証拠です。



最後にちょっと言いたいことがあるんですが、いいですか?


闇のエンコマって2種類デッキがあると思っていて、その一つが今回紹介したデッキです。

もう一つは、「スターインザラブ以外の闇エンコマ」です。

そもそも闇エンコマは「シールドを弾丸として効果を使用するテーマ」です。その大事な弾丸をスターインザラブは豪快に投げ捨ててしまいます。


そうです。スターインザラブ、闇エンコマと相性が最悪です。

自暴自棄な奴は孤独な夜を過ごす運命です。



さて、言うこと言ったのでもう一つ、
そんなもう一つの闇エンコマを鋭意制作中だったりするのですが、一つ問題が浮上していてですね、、

ほら、エンジェルコマンドをデッキにたくさん入れてて、それを一気に回収したくて、6マナになったら一気に動けるテーマなワケですよ。


多分だけど、4枚要るよな…

~Fin~

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