友人全員がドン引きしたデッキ「キショいアマコン」の紹介[デュエマ]
こんちわ
エネミーBと申します。
5月中旬に3連休を獲得、実家へ帰りつつ友人とデュエマをしました。
今回紹介するのはその時に使ったデッキなのですが、対戦相手の友人、ガヤの友人、そして以前にリモートデュエルで戦った際の対戦相手の友人、全員がドン引きしました。
なんなら使ってる俺もキショいと思ってます。
どういった感じにキショいのかと言うと…
レシピを見てもらえれば分かります。
友人「キモすぎいいいいいいい!!!」
旧枠デュエマかよ、と言いたくなるほど明らかにこのデッキは時代を間違えてます。オタクの昔話を具現化しすぎています。
なぜこのようなレシピになっていったかをデッキを組んだ経緯から順を追って解説していきたいと思います。
[諸悪の根源 始祖の女王]
このデッキのコンセプトカードは「クイーン・アマテラス」+「Dの機関オールフォーワン」です。
この2枚は互いが互いに恩恵を与える、ベストマッチなカードです。
アマテラスからオールフォーワンを展開でき、オールフォーワンはアマテラスの効果を倍にしつつ、手札にアマテラスがもう一枚あればエンド時におかわりも可能。なんなら適当な6コスト以上のクリーチャーをアマテラスに変換することも可能。
つまりアマテラスの効果を好き放題使いまくれるワケです。
しかし、双方共にそこそこコストが高く、相手が速いターンで決着をつけようものなら粉砕されてしまいます。
なので、耐久する術が必要です。
耐久といえばこのテーマ、そう、シノビです。
さらにシノビで耐久すると、サルトビ+バイケンの動きの特性上、バイケンだけ場に残っている状況が多い。6コストなのでオールフォーワンからアマテラスにチェンジ可能ということで、デッキの動きとしても最適な防御性能です。
なのでデッキの大枠としては、「シノビで耐えながらアマテラスで好きなカードをプレイしまくってコントロールしていく」という感じになります。
さて、デッキの解説の8割は終わったも同然ですが、ここからが長いです。
意⭐︎味⭐︎不⭐︎明なカード達のご紹介といきましょう。
[アポカリプス・デイ]
アマテラスから打って盤面リセットできます。
以上。次行くぞ次。
[クリスタル・メモリー]
ツインパクト版ではなく、初期版。
クイーンアマテラスは「クリーチャーが含まれているカードは打てない」という特性があるので、ツインパクトだとアウトです。
逆にアマテラスはこういう古いカードを使うにはもってこいのカードなのです。(救済という名の自己満足)
好きなカードをサーチするのはピン積みが多いこのデッキでは非常に重要な役割となっています。
いざとなったらシノビを持ってきて耐え忍ぶ動きもマッチしています。
アマテラスで打ち、ジウォッチをサーチしてエンド時にオールフォーワンでそのままジウォッチに化けるというワープもできちゃいます。
[セブンス・タワー]
アマテラスから打てる3ブースト。
他の3ブーストのカードとの違いは、3コスト1ブーストでもある点です。
先程のレシピを見返してみましょう。
実はこのデッキ、序盤のブースト札がめちゃ少ないです。
昔は2コストのブースト札を色々入れていたのですが、ゲーム後半が真骨頂のこのデッキにおいてノイズとなる部分が大きかったので最低限の枚数にしたかったのです。
そこで3ターン目に打てる最低限の性能のブースト札でありつつ、後半は一気にマナを伸ばせるという唯一無二の性能のこのカードを採用。
後述する「ミスティック・クリエーション」とも抜群の相性です。
[ミスティック・クリエーション]
ピン積みカードを掻き集める役割パート2。
トリガーがついてるので、攻めてきた相手に対してマナからシノビ達を一気に回収すれば相手の顔は歪みまくり。
オーブフォーワンでアマテラスの効果を2発打つ時にセブンスタワーとクリエーションを打てば3ブースト+3枚回収が可能。
このデッキにおいて最重要と言っても過言ではない程便利なカードです。
[魔弾オープン・ブレイン]
問題児その1。
なぜサイバーブレインが4枚使えるこの時代にこんなカードを?
正解はアマテラスは種族に「ナイト」を含んでいるから。
ナイトマジックが問題なく適用し、アマテラスから打つならサイバーブレインよりドロー枚数が1枚多いのです。
そしてトリガー付きの2ドロー呪文という最低限の性能は一応してます。("最低限"とは)
そしてこいつも例に漏れず、ツインパクトだとアウトなので旧枠版です。
ちなみにツインパクトだと上が呪文のコストを下げる「氷河フランツ一世」なので、ツインパクトで採用できたならばどれほど良かったでしょう。(Lemon)
[ライト・ブーメラン]
問題児その2。いや、最大の問題児だわ。
効果を噛み砕いて説明すると、
「チャージャー呪文とソルハバキを合体させてトリガーを付けたら何故か6コストかかるカード」といった感じ。
このカード採用の経緯はこのデッキにおいて一番説明がめんどくさい…
事の発端はこのデッキ、回していると光マナがマナから消えまくることが判明したことです。
ロングゲームになればなるほどミスティッククリエーションや水撒くナウでサイゾウミストはマナから基本消えていきます。
かといって光マナを使わないか、と言われるとアポカリプスデイもメメントも手札にあれば普通に使いたい場面も結構あるので、光マナは流石に必要です。
そしてマナ回収カードも足りないと判明。
特にミスティッククリエーションが2枚ともマナに落ちると急激にデッキの回りが悪くなります。
まとめるとこのような話になります。
光マナを1枚は常にマナにある状況を意図的に作りたい
マナ回収カードがもう一枚欲しい
そんな2つの要望、1枚のカードで叶うとしたら凄くないすか?
…そうなんです。その役割こそが、このライトブーメランに備わってしまってるんだ!!!!!
アマテラスからこいつを引っ張ってこれば、光マナを生み出しつつマナを回収する、といった動きが可能になってしまっているのです。
オマケのようについてるトリガーもこのデッキと相性が非常に良く、ミスティッククリエーションと同様、マナのシノビを回収する動きが非常に強力。
その特性上、一度打てば基本的に用済みなため、マナでずっと見守り続けるカードと化します。マナに常に光マナがある、求めていた状況そのものです。
…ライトブーメランが強いというよりは、こういう動きすらできる、アマテラスが最強すぎるんですな。こんなカードすらも抱擁してくれる、始祖の女神そのものです。
ちなみに、自分が回すと何故か高確率で盾落ちします。まあ、こんなカードはトリガーで打てた方が強いから別にいいんすけどね。
アマテラス召喚して今こそ打つ時と思ってデッキ見たら無くて萎えるんすよね()
ライトブーメラン1枚で一喜一憂する人間、全世界で俺だけじゃないか?
[フィニッシャー]
最後に、このデッキのフィニッシャーについて解説しましょう。
このデッキの勝利手段は、ウェディングとゼニスシンフォニーのコンボです。シールド焼却能力×ワールドブレイカー化の古のコンボですね。
両者ピン積みですが、ミスティッククリエーションやクリスタルメモリーなどの各種カードを駆使して揃えてきます。セブンスタワーで一気にマナを増やすのも全てこのコンボのためです。
ウェディングの登場時効果も強力なため、オールフォーワンで2倍にしたり、エンド時に破壊してエターナルΩでハンドに戻ってくる動きも強力です。
いざとなったらゼニスレクイエムを素打ちして無理やり適当なクリーチャーをパワー50000の無限アタックという最強の殴り返し要因にするのもアリです。
[おわりに]
いかがだったでしょうか。
レシピを最初見た時に回るわけない、勝てるわけない、と感じたそこの君。
俺もこのデッキ組んだ時は割とそっち側だったぞ。
友人が使ってきたのは当時最新弾で最強クラスに強化された赤単ボルシャック。普通に考えれば太刀打ちできないと誰もが思う。
けど、勝ちました。
イケるんです。
こんな意味不明なカードを抱えてても、
そのカードの役割をちゃんと理解し、
強さを100%引き出せば、
勝てるんです。
相性とかもありますけどね。
たまたま気持ちよく殴ってくるタイプのデッキだったので各種カードがしっかり仕事を遂行できたのが大きかったです。
何が言いたいかというと、
自分で考えてデッキを組み、
強い弱いの先入観を取っ払ってテキストをしっかり見つめてデッキを組む。
このプロセスは超大事。
そういうことです。
なので、
ライトブーメランをみんなも買いましょう。
多分どこにも売ってねえ気がするけど。
〜Fin〜
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