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キングオブデュエリストの残り香 デッキ紹介「幻想装填」[遊戯王OCG]

ちーす
エネミーBですとも。

12期(?)最初のメインパックであるデュエリストネクサスで突如現れた『幻想魔族』、そしてまさかまさかの幻獣王キマイラのリメイク
初代遊戯王が大好きな私はめちゃめちゃはしゃいでました。

新キマイラの戦術はかなりトリッキー、それでいてユニークで、俺も試しに組んでみるか…と秒で乗り気にさせました。

今回はそんな軽い気持ちでスタートした結果、めちゃくちゃ凝り性が発動してしまったデッキをご紹介していきたいと思います。

[合成獣融合の墓地効果に注目。]

まずこのテーマを語るには幻想融合の存在が欠かせません。

このカードおもろいことしか書いてない

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。
獣族・悪魔族モンスターのいずれかを含む、自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、
融合モンスター1体を融合召喚する。
②:自分メインフェイズにこのカードが墓地に存在し、自分のフィールドか墓地に「有翼幻獣キマイラ」が存在する場合、以下から1つを選択して発動できる。
●このカードを手札に加える。
このカードを除外し、自分のデッキ・墓地から「幻獣王ガゼル」1体と「バフォメット」1体を特殊召喚する。

半永久に帰ってくる融合速攻魔法という超刺激的な効果で、様々な構築の可能性を感じさせます。

この手札に帰還する効果に注目してあらゆるデッキが昨今組まれているわけですが、自分が注目したのはもうひとつのガゼルとバフォメットを出す効果でした。

もちろん素のガゼルとバフォメットをデッキに入れたいという欲望もありましたが、大事なのは『2体のモンスターの同時特殊召喚』という部分です。
まっさきにこの効果を「クリフォート・ゲニウス」と上手く合わせられないか、と思い付いたのです。

大好きすぎるカード。

①:リンク召喚したこのカードは魔法・罠カードの効果を受けず、このカード以外のリンクモンスターが発動した効果も受けない。
②:1ターンに1度、このカード以外の、自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカード2枚の効果をターン終了時まで無効にする。
③:このカードのリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時に発動できる。デッキからレベル5以上の機械族モンスター1体を手札に加える。

クリフォートゲニウスの先にカード名の異なるモンスターを同時に2体出せば、好きな機械をサーチした後にゲニウス(LINK2)+2体でスカルデットを出すことが出来ます。

デッカス大好きモンスター

ゲニウス+ガゼル+バフォメットの3体を素材にできていれば、サーチした機械をそのままスカルデットの効果で出すことができるのです。
10期序盤でちょくちょく見かけたこのギミックを、まさかの12期の初めに持ち出してきたわけです。

というわけで、これを軸にデッキを考えていきます。

[デュエリストネクサス優秀すぎ]

さて、先程のコンセプトで大事なのは、「ゲニウスの用意方法」「サーチ先」ですが、新ガゼル達の同期にはゲニウスを簡単に用意できるカードがいました。

強すぎるだろこの新生児

このカード名の、①の効果は1ターンに1度しか使用できず、②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族SモンスターをS召喚する場合、手札のこのカードもS素材にできる。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル7以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは1になる。

新ガゼル等の☆4を召喚から手札のこの子とシンクロし、パワーツールドラゴンを出した後に自身の自己蘇生効果で甦ればあら不思議、パワーツール+レボリューションシンクロンの機械族2体が揃ってそのままゲニウスをリンク召喚できちゃいます。

さらにガゼルのサーチで合成獣融合をサーチしてこれば、融合して先程のコンセプトの流れまで一直線です。非常にコンパクトに纏まってます。

パワツからDDRをサーチしてこれば、キマイラの墓地効果と併せてしぶとい動きもできます。イイネ。

[サーチしてくる機械どーします?]

ぶっちゃけサーチする機械はマジでなんでもいいです。
なんでもいいので、最近マスターデュエルでお気に入りだった「パワードクロウラー」をチョイス。

クローラーじゃないよ

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードより低い攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。

こいつの特筆すべき点はなんと言っても強制攻撃です。

これと是非組みあわせたかったカードがありました。
「リローデッド・シリンダー」です。

シリンダーってそう入れるんだ

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のデッキ・墓地から「魔法の筒」1枚を選んで自分フィールドにセットする。デッキからセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
②:自分が「魔法の筒」を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。その効果で相手に与えるダメージは倍になる。

シリンダーを持ってきてダメージ倍と、一見凄そうですが、見えているシリンダーなんて誰も踏みません。
そこで強制攻撃能力と組み合わせることでそのデメリットを帳消しにし、大ダメージを狙うことができます。

マジックシリンダー幻獣王キマイラ
まさにこのデッキは、闇遊戯デッキと言っても過言では無いですね。(タイトル回収)

[デッキレシピ]

デッキの雰囲気も暗めで闇遊戯ぽい。

結果的に色んなギミックが織り込まれていますが、基本的に狙う戦術の根幹は先程説明した流れです。
キマイラのねちっこい戦術にシリンダーのバーンダメージを合わせてコントロールチックにダメージレースを有利にしていきます。

パワードクローラーにシリンダーが依存しすぎているので、サブプランとしてヘルカイトプテラを利用した場魔法サーチによって「サベージコロシアム」を用意して強制攻撃を誘発させたりもします。

新テキストないのか、そりゃそうか(納得)

フィールド上に存在するモンスターが攻撃を行った場合、そのモンスターのコントローラーはダメージステップ終了時に300ライフポイント回復する。
このカードがフィールド上に存在する限り、攻撃可能なモンスターは攻撃しなければならない。
エンドフェイズ時、ターンプレイヤーのフィールド上に表側攻撃表示で存在する攻撃宣言をしていないモンスターを全て破壊する。

ヘルカイトギミックのためにベアトリーチェを用意したいので、こちらもキマイラ達の同期、破戒ギミックを使って行きます。
破戒ギミックの採用により、融合の素材にも困らなくなってます。なんとも良い噛み合い…

[おわりに]

わりとシンプルなコンセプトながら、奇しくもデュエリストネクサスを遊び尽くすデッキみたいにもなってます。

…デュエリストネクサスが発売されたのって、今年の春だった気が、、、

(記事にするの遅すぎたンゴ)

以上、旬の過ぎたデッキでした。

〜Fin〜

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