詭弁に立ち向かう その1

これに尽きるんですけれど、つまり詭弁をまともに相手する必要は全くないんですけれど、聴衆の一定数が詭弁者に同意するときは、ある程度何かを言わないといけない。たとえば応酬話法の場合は、

相手にボールを投げる、自分を誰かの共犯者に仕立て上げられないようにする、問題を相手と共有する(相手を「共犯者」にする)、アジェンダのグリップを離さない、というのがここでの眼目になります。

さて、橋下徹は詭弁の塊なので、何とかしないといけないのですが、明快に切り返せと言われると困ることがあります。たとえば、

ともあれ、詭弁に対しては「それは詭弁です」とラベリングするのが大切です。「どこが詭弁なのか言ってみろ」と言われたら、「詭弁は詭弁です」と言った上で自分の話を始めるのがオーソドックスかなあと今のところ思っています。相手の土俵に乗らずに自分の言いたいことだけを言うのがポイントです。「私はもっと生産的な話をしたい」。

以上の話は、本当はもちろん、香西秀信先生の本(『議論入門』とか)を読み直してから書くべきことなんですけど、まずは日ごろ思っていることをメモしました。https://www.amazon.co.jp/dp/B01M5KKP9K/