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Webtoon作品を読者に届ける方法についての模索

はじめまして。
縦スクロールコンテンツの事業に携わっている遠藤と申します。
ハウス・オブ・ザ・ドラゴンを見た後にゲーム・オブ・スローンズを観直していてようやく終わる、というところまで来ています。本当に物語の世界観は深く、面白いドラマですね。

今回は、Webtoonってマンガよりも発信するのが難しいよな〜と思っている話です。

理由は明確で、ページ読みをさせられない為、「Twitterとの相性が悪い」ということ、次点で日本にあるWebtoonの総数が少なかったり読めるプラットフォームがマンガのプラットフォームと比べて少ないことだと思います。どこでも読めるわけではないので、読めない書店があることでSNSの波及力としても弱まります。

なので、今Webtoonを読者に読んでもらおうと思うとするとプラットフォームの告知(サービス内のバナーとか)に頼らざるをえない、という状況な気がします。
特に、各プラットフォームのランキング入りなどは顕著で、ランキングに入ると読者に届きやすい状態ともなっています。

では、プラットフォームに頼らずに作品を読んでもらいたい場合、どんな手法が取れるのか、というのを考えているのですがなかなか難しいですね。

例えば、Webtoonは縦型の動画と相性がいいのかな思います。なのでTikTokと相性が良いのかな〜とは思うのですが、そもそも「動画化」することと「音楽」をつける必要があることでコストが非常に高いということや、マンガも同じことができることを考えるとWebtoonであることの優位性はあまり感じられません。

そのほかには、声をつけてみるのはどうでしょうか。
これも同じく、非常にコストがかかりそうです。
やはり、マンガのプロモーションをベースに考えると非常に難しいなと思います。

ということを考えて、ゲームに置き換えるとどうだろうな、と思いました。
一方でゲームをベースに考えるとどうでしょうか。
例えば、キメゴマのかっこいい絵柄をSNSで展開するとか…
マンガ・エンタメ関連のWebメディアとのリレーションを組んでみて定期的に発信をしてみるとか…はたまた生放送やラジオをやるとか…

ただし、ゲームほどコンテンツの中で何か行動できるわけではなく、打ち出せる情報も多くはないこともあるのでこれも時と場合によりそう、というところですね。

ここまで考えて、自分はやはり今後「レーベル」や「(スタジオ)ブランド」を意識するのが必要なんだろうな、と思っています。この「レーベル」や「(スタジオ)ブランド)」を「箱」と呼びます。
「このスタジオ・作家」だから読みたい、このレーベルだから読みたい、のようなWebtoonを連載する「箱」にファンをつけることが大事だと。

何故かというと、この「箱」は、コントローラブルな要素だからです。
「作品」と「箱」は自社コントロールができる数少ない要素で、逆に大きな影響を持っているプラットフォームはアンコントローラブルなので、タイミングや第三者の意思決定が必要です。なので、できる限りコントローラブルなチャネルを増やしておくと良い、ということになっていくのかなぁとか思ってます。
なのでピッコマさんの「チャンネル」みたいな機能は有効に使えるとすごく強そうだなと思っています。(今のところ横読みのマンガしかなさそうですが…)

こんなことを考えて何かよい方法ないかな〜と日々考えています。

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