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「月経カップ」を使った感想

こんばんは。
突然ですけど、第3の生理用品といわれる「月経カップ」ってご存知ですか??

多分第1が生理用ナプキン、第2がタンポンってところだと思うのですが
この二つに共通することは【使い捨て】だということでしょうか。(以前布ナプキンを使っていましたが、これは汚れたら洗って再利用するものなので使い捨てではないけれども。)

使い捨て生理用品ののメリットは、コンビニや薬局などで手軽に購入できるし、汚れたら燃えるゴミとして燃やせばいいのでとにかくお手軽なこと。
しかし、なかなかトイレに行けない時に経血を吸ったナプキンの表面がデリケートゾーンに触れ続けることで、蒸れてしまったりかぶれてしまうことがありますよね。
タンポンですと長時間の使用によりトキシックショック症候群の危険性もあります。
そしてあたりまえだけど、使い捨てなので完全に消耗品。

ユニチャームさんが、初潮を迎える10〜13歳から日本人の平均閉経時期の50歳まで1回妊娠したとして、だいたいの一生涯で使うナプキンの価格を割り出したところなんと

¥159,600

だったそうな。た、たかい・・。
これにタンポンを併用すればさらに金額が上がります。

この事実を知った私、数年前に
「月経カップ」なるものがあることを知ります。
現在はだいぶ日本でも知られてきた感覚はありますが、当時はまわりに誰も使っている人がいなくて、色々と困惑した覚えがあります。買うのにも普通に買えなくて海外から通販サイトで取り寄せた気がします。

今はそれなりに購入しやすくもなったし、ググれば使用感含め色々と調べられますが、
正直エコだし(最近はやりのサスティナブルって言った方がいいのかしら)
初期コストは¥3,000~¥5,000ほど必要ですが一回購入してしまえば上に書いた生涯ナプキンタンポン費がだいぶ抑えられてオススメではあるので、購入や使用を迷ってる人、または初めて知ったという人向けに数年間使ってみた感想や注意点などをお伝えしようかと思います。

以下、ウィキペディア等から引用しつつのご説明になります。

月経カップとは

まずそもそも月経カップとは??という方へ

画像1

こんなかんじで鈴みたいな形をした、天然ゴムや医療用シリコンで作られたカップです。
思ったより大きいですよね。
私も思いました。これを膣内に入れてこのカップ内に経血をためます。
カップの入り口が大きいので、膣に入れるときはグニュって指で折り曲げて小さくたたんで入れます。

月経カップのメリット

1、ナプキンやタンポンより長時間使用可能(最長12時間)

2、蒸れ、かぶれ、かゆみとオサラバ

3、タンポンのようなトキシックショック症候群になりにくい

4、紙ナプキンやタンポンなどから発生する有害物質を体に取り入れずに済む

5、使い捨てないのでエコ(10年くらい使えるらしい)

6、初期費用はかかるものの、ずーっとナプキンタンポン使うよりも最終的には経済的

7、布ナプキンと違って洗浄が楽

8、経血が空気に触れないので、ニオイがない

9、カップ洗浄時に経血やおりものを見れるので健康管理に役立つ

10、タンポンは膣内の潤いを奪ってしまうけど、月経カップは大丈夫

11、旅行の際に荷物がかさばらない

以上が、月経カップ界隈で言われているメリットらしいです。(ネットから抜粋&簡略化)どうでしょう、魅力的ですか??

実際使用してみた

ここからは実際に購入して使用してみた使用感等のお話です。
メリット・デメリット両方に触れます。

まずは購入。私が買ったときは5年前くらいだったと思うのですが
今より認知度が低かったこともあり、調べてもどのメーカーのどの種類を買えばいいのか、どこで買えばいいのかがわかりにくくて苦労しました。
今は認知度も上がり、当時より自分にあったものが選びやすくなったり買いやすくなっているようです。

参考までに、
出産経験のある方、30歳以上の方は膣の筋肉の変化に合わせ、大きめサイズが良いみたいです。経血量が多いという方も大きめがいいそうです。
逆に、出産経験のない方、30歳以下の方は小さめサイズがいいそうです。

経血を見て健康チェックをしたいという方は透明のカップがオススメ。血の色が苦手な人はカラーを選ぶといいかも。

私は購入当時20代だったことや、月経カップ初心者ということで
色々比較して「ちいさめ、透明、柔らかい素材」のカップをアマゾンで購入しました。

実物が家に届いたので開封すると、思っていたより大きい月経カップと小さな巾着袋が入っていました。
使っていないときはこの巾着に入れて保管しろということみたいです。

月経カップは、生理のクール毎に一度煮沸消毒が必要なのですが、
初使用前に一応煮沸した方がいいでしょう。
現在は小鍋を火にかけて使うという手の他に、月経カップ用の電子レンジで使える便利グッズがあるようなので、気分的にもそういった専門品を使った方がいいと思います。

そして生理が来たらいよいよ使用開始です。

月経カップは折りたたまないと膣に入れられません。
色々折り方があるようですが、私のおすすめは「パンチダウンフォールド」という折り方(詳しくはググって下さると画像が出て来ます)。
それなりに試したけどこれが一番入りやすいです。

初めての時は一応お風呂で試みた方がスムーズでしょう。
使ってみてわかったけど、月経カップって多少慣れが必要。

不器用さんはスムーズに入れられるまで練習する羽目になるかもなので、流血大惨事になってもいいようにお風呂がオススメなのです。

で、ビビって手前で挿入を止めて変なところで折り口が開くと痛かったこともあります。なんか、カップが上を向くというより、横を向いて違和感満載だったり、漏れてしまったこともあります。慣れるまでは漏れの危険があるのでナプキンと併用した方が安全です。

上手に入れられるようになると、痛みも違和感もなく、漏れもなくなります。こうなったらナプキンいらずなので使用感は快適です。

そのまま外出してみて、経血が多い日は特にですが限界突破すると、
体の中で月経カップが「コポ、、コポコポ、、」という音を出しはじめます(あくまで自分にしかわからない感覚)。
速やかにトイレにかけこみます。
ここからは戦い。

まずは個室に入る前にちゃんと石鹸で手を洗いましょう。
個室に入ったら、ウエットティッシュを数枚出しておくといいと思います。なければトイレットペーパーで。
月経カップは、取り出す前に「ウーーーーーン」って力んでカップを膣外に押し出さなければ行けないのですが、ある程度力んでカップの尻尾が出て来たら指を突っ込んでカップを引っ掛けて取り出します。

当たり前だけど手は血だらけです。
ヌルヌルなのでトイレに落としてしまう可能性をはらんでいます。十分注意してください。
カップを無事体外に取り出せたら、カップ内の経血をトイレに捨てます。個室内に手洗い場があれば最高ですが、ない場合はウエットティッシュやトイレットペーパーでカップの経血を拭き取ります。
まだちょっとヌルヌルとの戦いですが、好きな折り方でカップを畳んでまた膣内に入れ込みます。
ここからパンツをはいたりバッグを持ったり個室の鍵を開けなければなりません。

汚れていない手を使えばいいのでしょうが、個室から出て来たときに手が血だらけなのを他人に見られるのも恥ずかしいのですし、用意しておいたウエットティッシュで血を拭き取った方が両手も使えるしスムーズです。

ちなみに、家で月経カップを取り出す時は圧倒的にお風呂場がオススメで、
しゃがんでウンチングスタイルの方がカップを産みやすいし、汚れもサッと流せるし、トイレに落とす危険もないし、すぐにカップを石鹸で洗うこともできます。

ちょいちょい書いている、カップを手で掴めるようになるまで「産む」ことについてですが、私のやり方が悪かったのか最初は力みすぎて頭の血管が切れるんじゃないかというくらい苦労しましたが、慣れていったら難なくできるようになりました。

それから、これだけ月経カップのことについて書いておいて現在私は月経カップ使ってないんですけど、理由は爪を伸ばすのが好きになっちゃったからです。
製品の特性上指を膣内に突っ込むことになるので、
爪を伸ばすのが好きな人は使用は難しいと考えてよいでしょう。

実際使って見たまとめ

使ってみて良かったところ

1、慣れたら漏れない

2、ナプキン併用がなくなればたしかに経済的

3、蒸れないし快適

4、匂いが気にならない

5、慣れれば着脱もそんなに大変ではない

6、基本的な手入れは石鹸で洗うだけですぐ汚れが落ちるので楽チン

使ってみて大変だったところ

1、慣れるまで漏れるし少し痛いこともある

2、慣れるまで着脱が難しいかも

3、外出時の着脱がめっちゃ大変

4、爪が伸ばせない

5、煮沸がちょっとだけ面倒

6、本当に長時間外せないことがあってその時は流石に匂いがついてしまった


個人的には、これはナプキンやタンポンと同様、
長所と短所があるよねといいう感じです。

着脱は慣れて行けばどうってことないと思いますが、私のように爪を伸ばしたい人は使用が難しいでしょうし、外出時間が長い人も苦労するかも。

ただ、皮膚が弱くてナプキンかぶれに悩んでいたり、節約をしたい人や外出時間が短い人などには快適そのものだと思います。

ライフスタイルや体調にあわせて、従来のナプキンタンポンにもう一つ選択肢をプラスするという意味で月経カップを選んでもいいのでは、そんな感じの感想でまとまりました。

参考になれば幸いです。





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