『新聞記者』と『シン・ゴジラ』
『新聞記者』という映画は、主人公の部屋、記者会見場、内閣情報調査室など、なぜ屋内の照明をもっと使わないのかと思うほど、暗く撮った場面が多い。また、不安感を醸し出したいのかもしれないが、新聞社内のシーンなどではカメラの手ぶれがひどく、観ていて酔いそうになる。さらに、パソコン上の文字がそれを見ている人の顔に映って「耳なし芳一」状態になったりもする。同作は、そんなホラー風の演出までして、現在の日本はディストピアと化していると訴えているわけだ。
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