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人と繋がる助走

こんにちはendoです。
最近というか、いつからかよく聞くようになった
「ひとり時間」という言葉。

"ひとり焼肉"   "ひとりカラオケ"
 "ひとり温泉旅行"   "ソロキャンプ" etc…

最近は落ち着きつつありますが、コロナの影響は凄まじく、自分以外の人との関わりで成り立っていた娯楽がひとりでも楽しめちゃうよ!と次々進化を遂げています。複数人での行動が苦手な人にとって着々と生きやすい世の中になってきているなと思います。

しかし、ひとりで出来ることが増えた一方、他者との関わりが減っているのも懸念。
セルフレジがそこかしこに置かれ、「袋ご利用ですか?お箸お付けしますか?」「いりません、大丈夫です」が画面の有料レジ袋5円をタッチしてご自由にどうぞコーナーからお箸を取って解決。
通販やUberEATSなどの宅配サービスは"置き配"という新たなシステムで対面せずとも商品を受け取れる。

そして驚いたのは先日、焼肉ライクに初めて行った時。説明は受けたものの、注文からオーダーした料理を取りに行くのもお会計も、全部自分でやること。説明を受けなかったらこれ一言も離さないでお肉が食べられるんだ…とむしろ少し引いてしまいました。

"ひとり"ってどこまでがいいんだろう…
なにをもって"ひとり"なんだろう…
そんな気持ちをクリアにしてくれた言葉を見つけました。

ひとりの時間は、自分以外の誰かを
感じるための時間です
誰かがいるからこそ、ひとりを感じることができる
ひとりの時間で色んなことに気がついて、
それをまた誰かに話したくなる
ひとりの時間は、人と繋がるための
助走だと思っています
でも、長すぎて助走をつけすぎると、
勢い余って相手にぶつかってしまう
だから、ほどほどにしなければと思います

この言葉、結構真理な気がしています。
ひとりの時間が長いと、他者との関わり方が分からなくなってしまう。いざと言う時、本当に自分が伝えたいことを相手に上手く伝えられない。
コロナ禍に入り、人との関わりが減る中でこんな経験をしてしまった方少なくないと思います。
歴史的パンデミックの最中(さなか)に立たされているわたし達。パーテーションの登場でほとんどの店が一蘭化したこと。モバイルオーダーやパネルでの注文で最低限の会話で食事を出来るようになったこと。ひとりの過ごし方で新しい発見をした方も、家族や友人、他者との関わりを改めて大事にしていこうと思った方も
"ひとり"は"独り"ではなく、周りの人を感じられてこその自分と向き合う為の"ひとり"だと言うことを言葉を通して実感してほしい。暗いニュースが続いて気が滅入ってしまいますが、視点を変えると世の中も自分の気持ちも少しだけでも明るくなると思います。

今回、蒐集した言葉はクリープハイプの尾崎世界観さんのものです。人生で初めて好きになったバンドです。
きっかけは「寝癖」
特に好きなのは「僕は君の答えになりたいな」です。
よかったら聴いてみてください。

それでは、次の言の葉蒐集の旅に行ってきます。

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