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江夏庭苑の「山野草日記」

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事務所の庭で育てている山野草をご紹介していきます。四季折々の表情をお届けできればと思います。
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2023年5月の記事一覧

ヤマシャクヤク

学名/Paeonia japonica 和名/山芍薬 科名/ボタン科 属名/ボタン属 原産地/本州、四国、九州、韓国 開花期/4月中旬~5月 花言葉/「はにかみ」「威厳」「恥じらい」 耐暑性/普通 耐寒性/普通 分類/山野草 山芍薬は、日本の北海道~九州の山地の林内に生える多年草です。春先に白大きな花を咲かせその姿はエレガントでとてもよく目立ちますが、2~3日で散ってしまう短命花です。その短い時間を惜しむように毎年眺めています。 薬草としても有名ですが、

クサタチバナ

学名/Vincetoxicum acuminatum 和名/草橘 科名/ガガイモ科 属名/カモメヅル属 原産地/日本、朝鮮半島、中国 開花期/6月~7月 花言葉/「勇敢」 耐暑性/強い 耐寒性/強い 分類/多年草 木漏れ日の中に少し日が入って当たると、その真っ白い花がスポットライトを浴びたように生き生きと見えるクサタチバナ。 小さな花ですが、お庭の片隅でも目立つ存在です。 残念ながら準絶滅危惧に指定されている品種でもあります。 育てやすい植物ではあります

オダマキ

学名/Aquilegia 和名/苧環 科名/キンポウゲ科 属名/オダマキ属 原産地/北半球温帯 開花期/5月~6月 花言葉/「愚か」 耐暑性/普通 耐寒性/強い 分類/宿根草 俯くような姿が可愛らしいオダマキ。日本原産のミヤマオダマキと、ヨーロッパなどが原産の西洋オダマキの2グループに分けられます。 名前の由来は花の形が機織りに使う麻や苧を巻いた糸巻きに似ていることから名付けられたそうです。 初夏~晩夏にかけて花を咲かせますが、日本原産のものは白から紫にか