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#5 渡辺実希 as愛/萌【BLUE】

こんばんは!エナメルプロデュースです。
8月末公演・プロデュース第1幕『フローズン・ビーチ』 チケット発売に向けて、隔週で《出演者のnote企画》をお届けしております。

第5回目の本日は渡辺実希さんです。
渡辺さんとは10年前にリジッター企画さんの短編公演で同じ座組でお世話になりました…!(別作品だったので共演はしておりません)
オフィス・ルードご所属の女優さんで、衣装・スタイリストとしてもご活躍されております。


「フローズン・ビーチ」という戯曲を読んで思ったこと

この戯曲に出会ったのは、高校生の時でした。
当時演劇部に所属していたわたしはよく新宿の紀伊國屋書店の戯曲コーナーにいて、ある日ふと表紙が目に留まった一冊が『フローズン・ビーチ』でした。
ペラペラ少し読んでみて「なんかすごいおもしろそうだ…」と思い買ったのを覚えています。
結果、すごいおもしろいどころではなく、とんでもないものに出会ってしまった…と打ち震えたものですが、同時に、今の自分にできるわけがないなとも思いました。

それから数年経って芝居をやっていこうと決めたときからずっと、「いつかやりたい作品」のひとつでした。
オーディションの情報を見て、すぐさま応募しました。出演が決まった時は、ついにその「いつか」が来た!と思ってとっても嬉しくて、ちょっと跳ねました。

「愛/萌」という役(自分の演じる役)について思うこと

今回わたしが演じるのは愛・萌の双子です。一人二役。
ずっとやりたい戯曲ではあったものの、実は自分がやるならこの役、というイメージはあまりありませんでした。歳を重ねながら読んできて、その度登場人物やエピソードの好きなところが増えたり変わったり、新たな側面が見えたり、捉え方が変わったりし続けてきたせいかも知れません。

そんな中、愛(萌)をやることが決まって、新春のイベントでは石澤さんがわたしを愛(萌)に配役した理由を「この役は華が必要だと思うから」と言ってくれて、照れつつもすごく嬉しかったです。

どんな役もはじめはいつも遠く感じることのほうが多いですが、こと愛(萌)はいつもよりさらに遠く感じているので、どうなるのか自分でもとても楽しみです。華、使いこなすぞ…!

(余談ですが、同じくケラリーノ・サンドロヴィッチ作の『室温〜夜の音楽〜』をやったときも、サオリ/キオリという双子の役でした。)

海や夏の思い出、旅行のエピソードなど。

父の生まれは千葉の勝浦で、わたしが幼く祖母がまだ元気だった頃、夏になると毎年父の実家へ遊びに行っていました。
大きな車が近くを通ると少し揺れるその家の、真裏にある細い道を抜けていったところに海岸がありました。海のことを思い返すと、必ず祖母の家が一緒に思い出されます。今はもうない、祖母の家。

海は大好きですが、大人になってからは泳ぎに行くところというよりも、見にいくところ、という感じになりました。たまに無性に海を見たくなるときがあります。
波が寄せては返す砂浜に、足を浸すのがとても好きです。あの、足の周りを流れていく砂と水の様子を、ずっと見ていられるような気がします。

写真を探していたら、髪がとても短い時のものが出てきました。

最近のエピソード(食べたものや買った物など)

RRRを観てから、ナートゥを踊れるようになりたくてたまに練習しています。また、今わたしが最も流暢に言える英語は「Do you know DesiNaach?」です。

今回の公演について自分の語りたいことなんでも

わたし以外の多くの方もきっとそうだったかなと思うのですが、フローズン・ビーチのビジュアルといえば白水社から出ているあの表紙の印象がとても強かったので、今回のフライヤーには正直結構驚きました。
ここまで振り切ったイメージを狙ってバチバチに出力できる石澤さんと、写真撮影の保坂さんや宣伝美術の藤尾さんのすごさに唸ってしまいました。自分も写っているのにこういうこというのもあれですが、めちゃかわいいフライヤーです。

有名な戯曲ではありますが、もちろん知らない、観たことがない方もたくさんいらっしゃると思います。
いい方向に、いい意味で、裏切っていきたいなと思います。

お客様へメッセージ

ひとりでも多くの方にとっての、「楽しみな夏のイベント」のひとつになったら嬉しいです。


【お知らせ】
渡辺さんが出演された作品、
JR東海ツアーズ『人生延長3日間』
が、第10回Brain Online Video Award(BOVA)にてグランプリを受賞されたそうです!

下記リンクより、ご覧頂けます。
とても素敵な作品なので、ぜひご視聴下さいませ。
https://bova.co/history/10th

#BOVA
#JR東海ツアーズ

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