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ヨーロッパで最もつまらない街をめぐる旅

そんな訳で寝台列車で記念すべき80カ国目はモンテネグロの首都ポドゴリツァに到着しました。

ポドゴリツァは the ugliest capital in Europe、とか the most boring destination とか言われ酷評されております・・。第二次世界大戦中激戦地となって歴史的建造物はことごとく壊されてしまい、その後ユーゴスラビア支配下となって共産主義的な無機質な建物が次々と建てられたからだそうです。ちなみにその頃の名前は第二次世界大戦の英雄で旧ユーゴスラビアの大統領チトーにちなんで「チトーグラード」だったそうで、レニングラード的な共産主義の香りがしますね。
それはそうと、寝台列車から降り立つと確かに無機質な団地が並び、ヨーロッパの街並み感はゼロです。観光スポットもほとんどないので観光でやっていく気はないのかと思いますが、街全体にやる気が感じられず本当に首都としての機能を果たしているのかという気すらします。

しかし醜いかと言われるとそんなことはなく。
まずモラチャ川は夏は泳ぐ人がいたり、地元の人は水を飲んだりしているくらい透明できれいな水でした。これは本当にきれいで、いつまででも見ていられるような心地の良い癒やしの場でした。

透明な水!

確かに観光スポットは少ないです。まず観光スポットその1:スタリィ・モスト(Old Ribnica River Bridge) スタリィ・モストはモンテネグロ語で古い橋という意味ですが、その名の通り歴史が古く、オスマン朝時代よりも前に作らたという話があります。

観光スポットその2:ハリストス復活大聖堂
これは立派に観光スポットと呼んでもよいのではないでしょうか。セルビア正教の大聖堂です。1993年に建てられたので、歴史はまあ浅い笑

観光スポットその3:ミレニアムブリッジ
ただの白い橋じゃないかという声も多いようですが、(実際そうなのですがw)まあでもきれいです。

観光スポットその4:時計塔
時計塔といいながら時計がないただの塔なのですが、オスマン帝国時代に建てられたものでかつ第二次世界大戦で壊されなかった数少ない建造物。

以上です笑
確かに、観光スポットは少ないかつ基本写真撮ったら終わりなスポットなので、途中カフェで休憩しながらゆっくり回っても3時間くらいで終わってしまいます。よほど暇で行くところがない人か、私くらいしか行かないかもしれません。でもモラチャ川は本当にきれいで緑が多くて散歩するにはとても良かったです。あと通貨はユーロですが物価がかなり安くて、レストランのランチにコーラつけて4ユーロとかで円安を考慮しても安い。

名物マスのフライ!モンテネグロは渓流などで採れる新鮮な魚が名産。

最大限この街の魅力を切り取った写真を載せてみましたがいかがでしたでしょうか?

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