愛を知ったのが罪だった

間接照明をつけただけの薄暗い居間で
椅子に座り ただぼーっと
夜ご飯を眺めている

只今の時刻は深夜3時半

温め直したカレーライスと
見つめ合いながらお酒を流し込む

別にお酒は好きでは無い
自分のことも好きでは無い 今は。
ただ なんとなく 理由もなく
お酒をのんでいる

私を求めてくれる人は多いが
それは私のほしいものではなくて
私が本当に欲しいものは
手に入らないようにできている

これが試練でないならなんなのか、

愛は とても痛かった
人を愛せると本気で思っていた
でも愛は 苦しかった
飼い慣らせると思っていた
でも愛は 悲しかった

「私の罪は 愛を知ったこと」

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