「進撃の巨人 Season 3」最終話

テレビシリーズです。書いたのはシーズン3終了したての翌日ぐらい。

シーズン1第1話からほぼ一貫して音響効果・音楽の使い方がシナリオレベルで素晴らしく計算されてて、サウンド部門はじめ制作チームの総合力量に惚れ惚れするところです。
(澤野氏やリンホラだけで実現されてるわけではない)

今シーズンは色彩の美しさが特に際立ってたのと「抑制した音響効果」がテーマだったように思います。
戦闘シーンはシーズン1のリバイバル的な使い方もしつつ、セリフを重要視する回が特に多かったこともあって、「言葉の思考を邪魔しない音作り[菅野 よう子 2017]」が徹底されてたかな。25分ほとんどBGMなかった回もあり。(ER、CSI: NY、クリミナルマインドでも45分中の半分以上をセリフ or 音楽なしで作った回があったような🤔)

EDにしても最終回オンリーの楽曲、しかもチェロとピアノ、かつピアノはほとんど音出さなくて限りなくチェロ独奏で。

持論として、良い作品はほぼ必ず、音楽(構成(使い方)も含む)も良い。

ちなみに、チェロ&ピアノという構成でのEDで印象的だったのは

- OVA「ロードス島戦記」Adesso e Fortuna - 炎と永遠
 Cello: 溝口肇 Piano: ...ごめんなさい手元にCDなくて思い出せない

昨夜のエンディングはこんな感じでした。

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筆者が音楽情報科学の研究者なので、音楽・サウンド周りの表現・演出の視点で書くことが多いです。まずは継続執筆を目指しているので、当面はほぼ全文が無料エリアですが、音楽・サウンド表現についての話を読みたい方はぜひ購読の上、ご自身の参考になさってください。

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