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#11 エミューさんラウンド 2月の産卵成績とエミューの孵化について

2024年2月28日 エミューさんラウンド

今回は2月の産卵報告をお届けします。さらに、1月から温めているエミューの卵たちの状況についてもお話しします。

このnoteはYouTubeの動画用に作成した原稿です。主にエミューについて語っています。前半はYouTubeと少し内容が変わる場合がありますが、かねがね同じことを語っております。後半はnoteだけの家禽としてのエミュー話が語られています。


2月の産卵報告

エミューたちの産卵成績を発表します。
2月には2羽のエミューが合わせて13個の卵を産みました。産卵の間隔は大体2〜4日で、たまに1週間あいてしまうことがあるという感じでした。1月と比べてアカの産卵数は半分に減少し、一方のダイは先月よりも増えています。しかし、2月27日に産まれた卵は異様に小さかったため、産卵期間が終わりに近づいている可能性があります。今期のトータル卵数はアカが24個、ダイが25個で、合計50個となりました。かなりの数の卵が生まれたことになります。うちの台所もエミューの卵で溢れかえっていて、かなり大変です。

直売所への宣伝結果

以前、1か所の直売所にお知らせを出してみましたが、結果はお問い合わせが1件だけでした。それでもとても嬉しいです。お問い合わせは「有精卵ですか?」という内容でした。有精卵である確認がとれていなかったので、そのまま話が流れてしまったのですが、チャボに抱かせてみようかなと思ったんですって。面白そう!
実際は卵の色や大きさのせいで、チャボに卵として認識されない可能性が高いかもしれませんが。

鳥の繁殖界隈では、托卵が割と行われているようです。品種改良を重ねた鳥では、子育てに不向きな種類が生まれることがあります。軍鶏などは烏骨鶏に子育てさせるという話を聞いたことがあります。

卵のいいところは、誰でも温めれば帰るところですね。私も最近二つほど卵を温めてみています。

エミューの卵が孵るかも??

1月から卵を二つ温めていました。とりあえず有精卵かどうか確かめてみようと。安かったからという理由で孵卵器を使わず、冷温庫を利用。転卵の機能がないため毎日卵をひっくり返してきました。その日数36日。通常、卵の中で雛が発育しているかを確認するために検卵を行いますが、エミューの卵はその特有の濃い色ゆえに光を通さないため、内部の状態を確認することができません。このため、育っているかもわからない状態でやきもきしながら卵をお世話してきました。

エミューは雄が卵を温めます。本来であれば雄であるキン(←エミューの名前です)の役割ですね。今回は私が挑戦中です。

最初はせっせと卵を転がしていましたが、20日ほどたった頃にはまだ卵の中で何も起こらず、有精卵かどうかも不明なままで、エミューの卵をお世話しているのか、腐った卵を一生懸命作っているのかちょっとわからなくなっちゃって。卵を回転させる作業には手間がかかり、不安も募りましたが、インターネットで35日ほどで動きが現れるという情報を得て、それを目標にがんばりました。ひっくり返す、掃除をする、加水用の水を変え、温度チェックをするを毎日繰り返しました。

1月19日にアカの卵を、1月23日にダイの卵を投入し、38日と34日が経過した2月26日に卵の状態を確認しました。アカの卵は動きがありません。サイズも小さめでしたので難しいとは思っていました。一方、ダイの卵には...動きがあるようでした。口笛を吹いて呼びかけてみると少しだけですが動きます
。ごそごそ動いているようです。親エミューはピヨピヨ鳴きませんが、外の刺激に反応しているようです。

翌日、アカの卵が動かないことを注意深観察。腐った卵を一緒に置いておくと、生きている卵に悪影響を及ぼす可能性があるため、予定日まで待つことなく取り出す決断をしました。卵を調べた結果、中には何も発生していないことがわかりました。きれいに白身と黄身に分かれた状態のままでした。ちょっとほっとしました。おそらく無精卵だったのだろうと思います。今回はアカの卵を一つしか温めていなかったため、たまたま無精卵だったのかどうかはわからずじまいです。

生まれてくる可能性が出てきました。50日後は3月13日です。心配ですが、同時に楽しみでもあります。そんなことを考えていたところ、早ければ45日ぐらいで生まれることもあると教えてもらいました。・・・。ちょっと待って、いよいよと身構える前に生まれちゃうことってあるの?まずい、生まれた後の準備をしていない。2年目の冬を迎える雄エミューの生殖能力にいまいち確信がもてず、同い年のアカは卵が小さいし、気難しいお姉さんのダイと仲良くやれていたのか?という疑惑の目で見ていたので、今年は無精卵の確認に終わるのではないかと思っていました。ちょっと考えが甘かった。今急いで飼育準備を整えています。うまくいくのか、いかないのか、もう少しで結果がわかります。

以上エミューのあしあとでした



note限定エミュー牧場話:エミューのネズミ算

もともとうちのエミュー達は引き取ってきたものです。エミュー牧場を立ち上げようとエミューを飼い始めた方がいたのですが、飼いきれずに手放すことになりました。いや、戦略的撤退だったのでしょうか。エミューを引き取りたいというからあげたくらいに思われているのかもしれません。

オーナーの考えとしては…

エミュー4羽を雛で購入。雄2羽、雌2羽で2年後の冬に産卵。1羽30個うむとしたら2羽で60個。羽化率70%であれば42個が孵化するはず。42羽のひなが9割生き残って38羽、半分が雌だとすると19羽が4年後の冬に産卵。もとの雌と合わせて21羽が30個ずつ生むと、630個の卵が4年目には手に入るはず。その卵たちを育てれば2年後ぐらいには100羽単位での出荷ができるので、エミュー牧場を初めて6年後には収益化ができるとの話だったんですよ。

実際のところはどうだったかというと…

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