見出し画像

#12 エミューの雛を迎える

温め始めて43 日が経過しました。毎日、卵を転がす作業とともに、卵の動きを観察しています。

今回の動画では、エミューの卵が孵化してから雛の育成に必要な準備と注意点について調べたことをまとめました。

このnoteはエミュー飼育記録をとっておこうと思って立ち上げましたYouTubeの台本置き場です。


動くのを確認したことでこの卵は生きているんだと思えるようになりまた。生きている卵と認識すると、卵が動かなくなるのが怖くなります。エミューを孵すということは、覚悟が必要だと思ってはいました。孵化の成功率も他の鳥に比べて低く、雛も非常にデリケートです。孵化率の高いといわれる1月を選び、生まれてからできるだけ早く回収、孵化開始と孵化率を上げる努力はしました。それでもわかりません。

孵るまでいくかはわからないけれど、保育準備はしなければ。

エミューの親として、雛が健康に成長するために必要な環境づくりや世話のポイントを考えてみます。また、注意すべきポイントやトラブル回避の方法についても解説していきます。

卵から出てくる準備

雛が殻を割り始める1週間前ごろから注意して観察し、兆候として鳴き声が認められたら卵の転がしを止めるとのことです。温準備度が高いと45日ほどで孵化するという話もありますが、遅い場合には56日かかることもあるようです。この差は孵化時の温度によります。温める温度が高いと早めに、温度が低いと遅く生まれます。エミューの卵の孵化推奨温度はニワトリの卵よりも少し低いそうです。私の場合は平均温度は36度、エミューの孵化推奨温度に近いので50日前後でいいのではないかと思うのですが。初めてなので慎重に行きたいと思います。

今回は38日ごろから鳴き声が聞こえないかどうかを観察しておくことにしました。現在は卵を転がすたびに動きがあるか確認していますが、鳴き声が聞こえたら転卵を中止する予定です。

孵化後のケア

卵を割って出てくるのは生まれてくるエミューに任せようと思います。そういえば卵を孵化させるのは初めてです。はじめて孵化させるかもしれない卵がエミューになりそうです。自力で出てきてくれないと困ります。

雛が孵化後に使用する保温器具の準備をしておきます。孵化後の最初の1週間は、温度を27度から30度に保つ必要があるそうです。保育器は冬の間カメを入れていたところをそのまま流用しようと思います。もう暖かくなってきたので、カメはお外に出しました。水槽に保温用のヒーター付きです。温度計は孵化用に使っていたものを持ち込もうと思います。

エミューは足を悪くしやすいとのことで砂利か砂をおすすめされましたので下には砂を敷くことにしました。雛が歩いたり、食べたり、水を飲むことは孵化後2~3日後から始まるとのことなので、最初は段ボールに入れた砂で行こうと思います。

水はこぼされないような容器を用意、餌は細かくすれば何でも食べそうです。野菜や果物、そしてニワトリの餌などを用意しておけばいいでしょう。餌の準備は、雛が生まれてからでも間に合いそうです。

エミューの雛は足が弱く、開きやすいという特性があります。本によると、栄養不足か、狭い卵の中で発育する過程での物理的な要因が考えられるとのこと。物理的な要因はどうしようもないですが、育成過程で自然に回復ることもあるとのことなので注意しておきたいと思います。足が開いてしまうことの問題に対しては、バンドを付けることが効果的なようです。足にバンドを付けることで足が開かないようにするようです。

必ずつけなければいけないものなのか?大丈夫そうだったらつけなくてもいいのかな。ちょっと文献からは読み取れませんでした。そんなに手がかかるものではなさそうなので、ゴムバンドを使った試作品をエミュー雛の飼育経験者に聞いてみたいと思います。

・・・だそうです。という表現が多いですが仕方ありません。はじめてのことなので。

1週間を経過したら15~27度に保温ということで温度管理ハードルが下がります。まだまだ寒い時期ですから注意はしないといけませんが、そこまで行けば楽でしょう。1週間後の飼育容器は・・・動きとの兼ね合いもあるのでその時考えてみようと思います。場所はあるので活用していけば乗り切れるんじゃないかと思っています。段ボールもいっぱいあるから最悪段ボールDIYで乗り切ります。

動物病院は相談先はあるので何かあったらそこを利用してみます。

成長過程の観察と記録もしていきたいと思います。雛の成長や変化を記録することで、健康管理にも役立ちますからね。

何が起こるかわかりませんが、頑張ってみたいと思います。

こちらの大人エミュー達は変わらず過ごしております。


産業鳥エミューの卵話

ここからはnoteオリジナル産業鳥エミュー話です。

エミューの卵を食用卵として直売所に宣伝を出していました。もともと獲れる数が少なかったので、欲しい方は連絡をくださいという形にしていました。問い合わせは2件。どちらも有精卵ですか?とのお問い合わせ。

はじめは有精卵かどうかわかりませんということで話が流れ、2件目は卵が小さくなっていた時期なので孵化はお勧めしませんとお断りをした形になります。

直売所に出していたエミューの卵のかっくは4千円。ネットに出ているエミューの卵の値段から付けました。ほかで先に売り出しているところに安く提供するのは市場価格の崩壊を招くのでよくないかなと思ったうえでの値段です。本業が別にあるので売れなくても別に構わないというのも理由にありましたが・・・。

ここから先は

1,418字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?