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いま、とても眠い。
空イさんです。
人生に黒字とか赤字ってあると思いますか?
ぼくは、よく考えます。
はじめてそういうことを考えたのが、18歳の時だったと思う。
なんだか疲れたなあ、しんどいなあって思ってた大学生のある日でした。
親の金で大学に行き、アパートのお金を出してもらい、遊ぶ金のためだけにコンビニバイトをしていた頃のお話です。
そんだけ恵まれててもそう考えるなんて、随分と贅沢ですが。
空イさんは、なにもしなくても疲れます。
いや、寝てればそんなに疲れないけど。充電と放電をぐるぐる繰り返す感じなので多少疲れる。
歩くと疲れるし、話すと疲れる。人を見ると疲れる。
当時は、慣れない土地で慣れないバイト、慣れない授業に慣れない人だらけでほんとうに疲れた記憶があります。
自分で選んだくせにね。
バイトから帰って22時くらいに、家でご飯を食べているときに思ったのですが。
あれ、今日のぼくは、良いことと悪いことのどっちのほうが多かったんだろう?って。
もともと鬱気味だったのですが、ここ最近楽しいことも全然なかったなあと思ったとき、人間は楽しいことよりも辛いことのほうが多い日を重ねていると、どんどん負債みたいになって感情が赤字になって、鬱になっちゃうんじゃないかって。
結局、大学は途中で中退しちゃったから、最後はまったく大学にも行かずに、友達と車で出歩いて、楽しいことばかりに目を向けて生きていました。好き勝手遊んで、楽しかったような。
んで、社会出るとそうもいかないんですよね。やりたくもない仕事はどんどん降ってくるし、遊ぶ相手は環境が変わったり引っ越したりしてどんどんいなくなっていく。
安定して収入を得るためには、毎日決まった時間に起きて、決まった場所に行き、決まった人たちと話さなきゃいけない。それらは、一応自分で選んだんだけど、でも楽しいとかは全然なくて。消去法的にそこにいるだけ。
仕事やめたら、もっとめんどくさい事が待ってる。今と同じ生活はできなくなる。この先はもっと狭くなる。
「こっから飛んだらもう全部考えなくてもいいな」とかと同じで、それはそうなんだけど解決になってない。仕事はやめたら余計にしんどくなるんだって薄々分かってる。
空イさんは趣味がいっぱいある。絵を描いたり模型を作ったりゲームをしたりお出かけをしたり。ただその、趣味がいくつあってもそれらをやる時間がなくって、それらをやる心の余裕もない。家に着くとヘトヘトになってるし、休みの日は寝るので精一杯だ。趣味があれば人生は彩りのある豊かなものになると思ってた。でも、趣味をやるにはそれなりの力を振り絞らなければならないことにも、また気付いた。日々の労働で、そんなんはもうどうでも良くなってくる。
つかれたのでこのへんで。
空イ
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