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アストンマーチンを購入しました。

47歳の今日、人生の大きな夢の一つが叶いました。アストンマーチンという車のオーナーになった事です。

それにしてもこの車はどこから見ても色っぽい。アストンマーチンは1913年創業の100年以上続く英国メーカーです。このナマズみたいな特徴的なデザインは映画007でも毎回ボンドカーとして登場するので観たことある方も多いと思います。ジェームズボンド役のダニエルグレイクがこれまた渋くてカッコいい!

当時、新車価格3000万円オーバーのこの車は完全に憧れの世界。自分には一生縁がないだろうと思っていましたが、2016年にマカオに行った際にこのアストンマーチンの前のモデル(ヴァンキッシュ)がなんと「カジノの景品」として展示されていました。

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さすがマカオだと思いましたが、実車を初めて見たとき「なんてカッコいい車なんだ!」と警備員に注意されるまで全体を舐めるようにジロジロ眺めていたくらいです。
それからこのアストンマーチンという車に興味を持ち色々調べました。

トヨタよりも歴史が古いこの英国メーカーはクラフトマンシップの精神から1台を1人の技師が責任を持ってエンジンを組み上げ、その名前が一台一台エンジンに刻まれています。まさにクラフトマンシップの塊と言えます。

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ほかにもイギリスは雨が多いのでトランクルームに傘が装備されているなどの英国紳士ならではの装備も。さらにドアを開けた時に縁石に当たらないよう斜めに「せり上がって」ドアが開くスワンドアを採用していて、これがまたカッコいい。

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そしてアストンマーチン最大の特徴はなんといってもその独特なデザイン美です。6000cc、V12エンジンを搭載したこのマシンは、600馬力以上ある事を感じさせない落ち着いたフォルムで、同等パワーを持つフェラーリやランボルギーニなどに比べても長距離走行にも耐えられるGT(グランツーリスモ)カーに仕上げている所も評価ポイントです。

しかし、この100年続いた英国紳士メーカーのアストンマーチンが2013年、ドイツのメルセデスベンツと業務提携を行い、伝統だったV12エンジン以外にもベンツのAMG製V8エンジンの搭載を発表しました。この資本提携には賛否両論ありますが、私は肯定的に捉えています。

私が購入したモデルはDB11(ディービーイレブンと読む)ヴォランテという最新モデルで、そのメルセデス製エンジンを搭載した4リッターV8ツインターボのオープンカーです。最大出力510馬力、最大時速300キロ。そして時速100キロに達成するまでの時間はわずか4.1秒というモンスターマシンです。

落ち着いた外見からは想像できないハイパワーでドライバーを圧倒します。電子制御4WDが主流のスーパーカーにおいて、アストンマーチンは後輪駆動。つまり500馬力ものパワーが後輪だけに伝達します。なのでアクセル一気に踏むとすぐにホイルスピンします。まさにじゃじゃ馬。

私が買った車は走行距離7000キロの中古車ですが、オプション付けまくりなので新車価格は3400万円くらいだとディーラーが言ってました。しかしなんと2600万円で購入する事ができました。800万円安い!しかもこれ以上の値下がりはしにくく、さらにオープンカーは元々在庫が少ないため、リセールも高くなるであろうというのも購入動機の一つです。

ボディカラーは「アーデングリーン」というメタリックな薄いグリーンで、日当たりによってはブラウンにも見えてなんとも良い味わいの色味です。

そもそも私はアストン買うならマカオで見たヴァンキッシュという、いわるゆ最上のフラッグシップモデルが欲しくてヴァンキッシュの実車を見に行ったのですが、このDB11ヴォランテを実車で見て一目惚れして即購入してしまいました。ちなみに最上級モデルDBSの見積もりは中古車でも3500万円也(笑)

それこそカーセンサーなどのサイトでアストンマーチンはほぼ全車種、文字通りモニタに穴が開くほど見ていたのですが、どう見てもヴァンキッシュのほうがカッコいいし、DB11はむしろ「なんかダサくなったんじゃね?」って思っていたくらいです。
なのでDB11を購入する選択肢は元々ありませんでした。

そんな私がなぜ、一目惚れしてしまったのか。一目惚れした理由はいくつもありますが、決定的だったのはネットで見るよりも実際に見たら思ったよりもワイドでカッコ良かったからです。

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実際に前モデルのヴァンキッシュは全長4692mm、全幅1912mm、全高1294mmに対し、DB11は全長4750mm、全幅1950mm、全高1300mmと、実はヴァンキッシュよりも長くてワイドボディだったんです。
でもこれネットの写真で見ると不思議とヴァンキッシュのほうが大きく見えてDB11のほうが小さく見えるから不思議です。

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他にも英国車は電装系が弱くて有名ですが、前述したメルセデスと提携したことで、インパネの操作性や故障に対するリスクの軽減など、新型ならではの恩恵も多数あるのも購入の決め手になりました。
そして最大の決め手は、賛否両論あった新たに搭載されたV8ツインターボエンジンが予想を遥かに超えた出来栄えだったからです。モンスターエンジンなのになぜかアイドリングストップが付いている(笑)

内装も茶色のレザーに統一されていてめちゃカッコいい。ブレーキキャリパーもあえて黄色という渋さです。

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伝統とは何でしょうか。
古きものを大切にし後世に残すことももちろん重要です。しかし一方で古き良きに囚われず常に進化していく、イノベーションを起こしながら常に挑戦し続けていく。
そんなスピリットがこのDB11には感じられました。

そして運命の納車日当日。

私は英国紳士のようにスーツを着ていきました。いい歳のおじさんがまるで遠足前日の子供のように、寝ては起きてはでほとんど一睡もできませんでした。

ソファには007と書かれたシャンパンと車のカギ、そして黒いベールに包まれた愛車が静かに佇んでいました。(グラスのシャンパンはこれから運転するのでノンアルコールです)

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うおお!この演出もまたカッコいい!
そして納車式が行われ「望月様、この度はおめでとうございます」と拍手でお祝いして頂きました。

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アストンマーチンは本当に良い車、そして良いメーカです。
ぜひ車好きなら一度は運転してみて下さい。きっと虜になります^^

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