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『 みんなのレオ・レオーニ展』を観てきました。

大好きな平行植物シリーズが観たくって。
『 みんなのレオ・レオーニ展』に行ってきました。

むちゃくちゃカッコいい!!です。
カッコ良すぎて、まじ、ヤバい。

もちろん、レオ・レオーニといえば『 スイミー』だったりの絵本が有名で。
実際、自分も子供の頃からお世話になっていましたし。
そりゃ、もう、「みんなの」レオ・レオーニだと思います。
かわいいもんなぁ。
二足歩行のワニや、詩人ネズミは、私だって好きだぁ。

ただ、個人的には大人になってから知った、平行植物シリーズの世界観に、かなり影響を受けておりまして。
遊び心と反骨心の加減が良いなあ、と。
子供の時からというよりは、むしろ大人ゴコロがキュンキュンな感じに憧れております。

詳細は割愛しますが。
絵本の原画もすごく面白い!し。
展示内容が想像以上に濃くって、多彩なうえ、どれもオシャレなんです。
惚れ直しました(*≧∀≦*

改めて感じた事は。
「作家の想像力と世界を曖昧にする試み」って、すーごく楽しいけど、テクニックが必要なんだということ。
それを、これみよがしでなく軽やかにやってるところが、またニクいんですよねぇ。
彼がやってるみたいなことは、誰でも真似できるもんじゃない、って。
分かるのに、ちょっと真似してみたくなっちゃうのは、彼の作品にはワクワクの元素みたいなものがたくさん詰まっているから。
だから、レオ・レオーニの作品はいまでも愛されていて、なによりも憧れという形をしているんだろうと思いました。

でも。
もちろん、そこがレオ・レオーニの危険なところなんだとも思うんですけど。

なにが危険って、出口のミュージアムショップで買い物したにも関わらず。
一階のグッズ売り場でも引っ掛かって、必要もないポーチだとかをウッカリ購入。
「ほんとうに、君にはかなわないよ、フレデリック!」
というわけで、わたくしネズミのキャラクターがくっついた化粧ポーチを持って浮かれ歩くこの頃なのです。
いい年をして、なんと恐ろしいことでしょう。
かように、レオ・レオーニは全くもって魅力的、危険極まりない作家なのでございます。

たぶん、もう、死ぬまでファンなんだろうな。

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