コンプレックス

 昔から私の1番の問題と言ってもいいぐらいに困ってきたこと、それは泣き虫なこと。
 
 映画に感動して泣くとかそういうことではなく、怒られて泣くとか今は泣くべきじゃないって場所で泣いてしまうことに困ってきた。

 ずっと嫌だったし無感情になれたら良いのにって思ってたけど、かなり前に泣くことで発散できるし幸せだよねって言われた。


 たしかに、一理ある。でも発散とかそういう話じゃないんだよね。今は泣いたらダメなのに泣いてしまうってことなんだよね。でも守ってくれるところがある。泣くことをその人の気持ちとして認めてくれる場所がある。

 泣くのを責められたことはあった。その場所は私に合わなかったので逃げた。原因は泣くことを責められたからではないのだけど。
 
 反対に泣いても守ってくれる場所があることに気づいた。泣いたらダメって思うのは私の考えだった。仕事とはいえ守ってくれる、しっかり見てくれるところがある。泣いてるということを察して寄り添ってくれたり認めてくれたり助けてくれる場所がある。口調は厳しいところもあるけど。私はそういう場所に居て自分なりに頑張ったら良いんだと思った。


 たしかに感情のコントロールはとても大切だけど、感受性がなくなるようなことはなくて良いと思う。今の私から感受性がなくなることは悲しいことだと思う。今日の空の様子やお花の様子とか気づけている私が今ここにいる。人の気持ちを敏感に感じる私がいる。私はこのままでいたい。私は私のままで良いんだと。

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