これからの3ヶ月で読み進める教本&ざっとした教本レビュー

ちょっと色々あって来月末で今の仕事を辞めて、失業保険貰いながら職業訓練校に通って在宅仕事をメインに(体力作りと運動を兼ねて)軽作業系のバイトをしながら絵の勉強をするつもりなので、今はひたすら作業環境の構築に明け暮れております。

理想…とまではいかなくてもそれなりに使い易い作業環境が出来上がったら、それはそれで別記事として上げる予定なのですが、まずは勉強のはじめの一歩ということで、購入していたものの全然活用出来てなかった・途中で止めていた教本をやっていきたいと思います。


紙 or 電子書籍で購入した本

①お絵描きチュートリアル キャラ作画の基本/ パク・リノ

アジア系のイラストレーターさんは立体感のある絵で憧れます。この本も店頭で見て絵自体に一目惚れ+内容もこれまでの所謂「漫画イラストの描き方」で見るような平面的な絵とは違って、肉感的というか厚みがあって、3Dを紙に落とし込んだような描き方になってます。
パク・リノ先生の本はお絵描きチュートリアル以外にも3冊(2022/5月現在)出てまして、このお絵描きチュートリアルが一番初心者向け…という話で確かに他3冊と比べるとそうなんですが、初心者がこれを入口に描いていくのは難しいと思います…。
結構説明無く絵だけポンと載ってたり、「〇〇は▲▲だから気を付けよう」の一言だけなので、初心者はその「気を付けよう」に気付けないしどう描く・修正すればいいのかが分からないよ~!っていうのに陥りがちです。
そこそこ描けるようになったけど立体感が足りないな…とか身体のパーツを学んで絵に落とし込みたい!って人向けっていう印象の本。

私は他の本で勉強しつつ、最終的にこの「お絵描きチュートリアル」を攻略するのが目下の目標です。


②絵がふつうに上手くなる本 はじめの一歩×上手い絵の技術×安定して稼ぐ秘訣/よー清水
③うまく描くの禁止-ツラくないイラスト上達法-/さいとうなおき

この2冊が今回の中では比較的イラスト初心者向けかと思います。よー清水先生のはグリッド模写から始まって色塗りに立体感、構図、背景、ライティング…と一冊やりきればある程度描ける絵描きさんの出来上がりって感じじゃないでしょうか。
ただ線の引き方から知りたい、絵を描く人がよくやってる○の中に十字引いてるのは何故?みたいな「本当に絵を描くの初めてです」っていう人向けではないです。そういう方は講座サイト「人を描くのって楽しいね」様の基本と頭部から入るのがいいかも。
後述の「なるほどデッサン」は美術系の基礎練習を丁寧に記載しているので勉強になると思います。

あと今はYouTubeにも色々講座あるので、「イラスト+初心者」みたいな検索ワードで出て来る良さそうな動画を見るのがお金掛からなくてお勧めです。

さいとうなおき先生の御本も絵を描き始めた方向けなんですが、技術指南というよりも「こう考えて取り組むと上達し易いですよ~」っていう精神論、メンタルトレーニングな内容。
これはこれで凄く良い本なんですが、テクニックを知りたい!って人向けではないので注意してください。

またどちらの本もTwitterの運用やイラストレーターとしてやっていく為のブランディングについても書かれてます。

今回はグリッド模写で好きな絵柄のバランスを学びつつ、なおき先生の提唱する練習法や描き方に挑戦したいです。


④イラスト最速上達法/さいとうなおき

KindleUnlimitedでも読めるんですが、私は購入したので括りとしてこっちにいれてます。
なおき先生の動画でも紹介されてる「三ヶ月上達法」の書籍版です。
動画で充分!って方は動画だけでもいいかも。私は復習する時や参考動画のQRコード読むのに本の方が便利だったので紙版である同人誌にしました。

私は絵柄が決めきれない・今の自分の絵があまり好きではないので「いいなー」と思うイラストの長所を積極的に学んでいきたいです。
が、他の教本と両立出来るのか…?という不安もあります。

滅茶苦茶有名なので今更貼る必要も無いとは思いますが、三ヶ月上達法の動画はこちらです。


KindleUnlimitedで読んでる本

①プロダクトデザイナーが教える なるほどデッサン/白井岳志

この本は所謂マンガ・アニメ系のイラストではなく、美術系の絵の教本です。
内容としては理論立てて描き方を教えてくれるので(それこそ鉛筆の持ち方から教えてくれてます)、「絵を描く」っていう入り口としては今回紹介してる本の中で一番良いと思います。
ネットの講座見てるとよく「立方体の練習しましょう」って出て来ますけど、その立方体をどう描いていいのかわっかんねーんだよ!って人にはとてもオススメです。私もそのタイプなので地味に役立ちました。


②背景描きかた漫画/沼原望

「背景描きたいけどパースって何!?」「アイレベルや消失点は教本や講座で読んだ時は何となく理解出来た気になってたけど、いざ描こうとすると全然分かんない!」みたいな人にめっちゃオススメです。
本当に分かり易くて、且つ実践や作例も交えて進めてくれるので無理なくステップアップ出来ます。
マジでパース本の入門書として最高だと思います。私パース本も色々買って読んできましたけど、本として読んでる時は何となく理解出来たような気になるんですよね~。そして実際に描こうとすると何も理解していないことに気付くという。

これは読み終えた(ページ数が少ないのも良い…)ので、今はひたすら立方体の練習やってます。背景だけの絵とかも描きたい。


③どんなポーズも描けるようになる! マンガキャラアタリ練習帳/西東社編集部

アタリに重視したポーズ作例集です。
骨格や筋肉、男女の肉体の差違なんかにも触れてます。あと人体に対して掛かるパースにも言及されてます。
残り7割くらいは「アタリ→簡素な肉付けされた下絵→きっちりとした下描き→線画・仕上げ」という描き順ごとにポーズが4パターン載ってます。

で、前述した通りアタリに特化したポーズ集なんですが、アタリの正解として載ってるものが「そのアタリを元にした絵」なので、正直これ正しいの…?と思うものもあります。
ポーズは3Dモデリングか写真を元にしてたらもっと良かったなーという印象。

私は描いてて「アタリってこれでいいのかなぁ…?」となるので、複雑なポーズを描く時のアタリのコツや注意ポイントが学びたくて読んでます。



ここにパルミーとColoso.の動画講座を加えて進めていきたいと思います。

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