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【NOCAPMATE Vol.01】を振り返る - KVGGLV編 -

TAMIW終演後、フロントに向かう。
「KVGGLVさん来ました?」
「まだですね…」

やばい。一抹の不安が僕を襲ったが、そのタイミングでこの記事の主役がCONPASSの門を開いた。
「すみません遅くなっちゃって…大丈夫ですか?」
大丈夫です。むしろナイスタイミン。

ふだん「HIPHOP」というジャンルに触れない人間からすると、彼のような所謂「ラッパー」という人たちに対して非常に怖いイメージがある人もいるかもしれない。ブリンブリンのチェーンにブランドもので固めたコーディネート、タトゥーだらけのゴツい体型。周りではデカい車とデカい尻が揺れる。まあそういう人います。も。

誰のコト言ってんだってハナシ〜

KVGGLVくんに関しては、当てはまるのがタトゥーとブランドもののコーデくらいしかない。ブランドものもどっちかというとストリートというよりモードファッションに近い。ブリンブリンを取り扱うショップで働いてはいるけれども。皆で行こうぜバルバロス・クラブ。

何が言いたいかっていうと、彼もまた音楽に対して非常に真面目で、腰も低い紳士だということ。オファーする前は僕もだいぶビビり散らかしてたんですけど、真顔で本当かどうかわからん小ボケを連発するくらいには愛嬌のある人物なんです。
そういう彼のチャーミングさのアピールというか、うちのお客さんに「ラッパーのステレオタイプ」のようなものを払拭してもらいたく、この企画に出てもらった節もあるわけです。
まあそもそも最初は彼自身の圧倒的なラップスキルと、シニカルなリリックに食らいまくってファンになったってのがきっかけなんですけども。そのカッコ良さは皆さんに観てもらった通りです。

ステージを観てもらった人はわかると思うんですけど、ここでフロアの熱のギアが更に1段階上がった感じがありましたよね。
何よりお客さんの大半がヒップホップのライヴを観るのが初めてだったと思うのに、そんな中であれだけの盛り上がりが起こったこと、主催者としてとっても誇らしいことだと思っています。
ひとえにKVGGLVくんのステージ力、そして「良いものは良い」というリアクションをくれたお客さんの皆さんのおかげだと思っています。とにかく楽しくて最前列でずっと踊ってました。

KVGGLV
DJ. SŪS

彼のライヴには個人的なサプライズがとってもありました。
彼の所属する「SUMMER SNOWMAN」の楽曲によりオーディエンスの心を掴むと、彼を知ることになるきっかけとなった「ラップスタア誕生2023」にて生まれた楽曲(彼自身「もう二度とやらない」と発言していた)や「The other side of RAPSTAR2023」、新譜収録の「ポップコーンとコーラ」のリミックス(彼曰く「強炭酸 ver.」、絶対出せ)など、自分にとっては驚きの連続でした。
彼のことが初見だった人たちも、Skrillexのビートジャックなど楽しめる要素があったのではないでしょうか。僕はずっとニコニコで驚きの嵐を受け止め続けていました。

「I Needa」でマイクを向けられ絶叫する私。それだけの話

もうひとつデッカいサプライズが。
KVGGLV君に持ち時間が5分増えた話をしたら、普通にゲストとして遊びに来る予定だったReichiさんに即座に電話。なんとアポを取り付け、急遽ラスト1曲フィーチャリングで出ていただけることに。
楽曲のチェックもしていたのでこのタイミングでのReichi参加は流石に意味わからんかったしめちゃくちゃブチ上がりました。Reichiさんの楽曲もマジでカッコイイのでチェックしてみてね。Reichiさんマジでありがとうございました!!!

KVGGLV feat. Reichi

※しれっとMVにKVGGLVくんも登場しています。

KVGGLVくんとはこの企画を通じて仲良くなれたな、という気がする。
それこそこの企画中は「KVGGLVさん」って呼んでたし、丁寧語で会話してたし。
打ち上げのパワーもあるけど、何よりこの日のライヴの空間が暖かすぎて、その熱量が良いバイブスを生んだんだろうなと感じます。ヘトヘトだったけど打ち上げの卓球がめちゃくちゃ盛り上がったり、僕の特典会の剥がしをKVGGLVくんが自主的にやり始めたりしたのは確実にあの熱気があったからだと思います。マジで良い思い出できたな~。

彼とは絶対またおもろいことやろうと思ってます。それこそ次はサマスノで呼びたいよね。EASTAさんNOTYPE9さん、何卒…!!!

改めてこのチェキは宝物です

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