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#34 単語帳3つのステップ

#32 英語を勉強するならこれ1つ!では、「英語学習で1つ選ぶなら、単語帳を活用すると良い」、と書きました。
そのため今回は具体的な「単語帳活用術」について、書きたいと思います。

ここでは4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)を意識した覚え方を書いています。
遠回りなようで近道だと私は思っています。

資格試験の場合、ここで時間をかけていると、長文読解やリスニングにかける勉強時間が少なくて済むので、ここに時間をかける覚悟をすることも大切です。

1⃣全体をチェックしてわからない単語を洗い出す

まず、4つに分けます。
ここでは、①・②・③にはチェックを、④はチェックを入れずにざっと見ていきます。
一通り終わるのに1ヶ月半くらいかかります。③にチェックが入るまでには3~4ヶ月ほどかかります。

①単語を見た瞬間に意味がわかるもの
②文章で見たら意味がわかるもの
ここではちょっとラッキーなこともあります。
文脈で明らかにこの言葉しか思いつかない。というものだと、全く面識のない単語でもチェックが入るからです。
(でもそのような単語はたくさんはありません。)
単語は全て何度もするので、そのような場合でもチェックを入れてOK!
③何度かしていたら覚えるもの 
④何度しても覚えられないもの
1冊を3通りくらい終わったのち、チェックの入っていないこの部分だけをする日を設けて、何度も繰り返します。

大切なのは、単語だけ見て判断せずに必ず「例文を読んで」確認すること。
リーディングの練習にもなるので、単語だけみて判断するより効果があります。
!効果は3つ!
★文章を読むながらだと時間がかかるので、早く終わらせたくなりますwそのため、リーディングのスピードが上がります!
★急いで読んだ時の「構文の取り方のミス」が見つかります。
洋書を読むときに辞書に頼らず、文脈で単語を理解する習慣がつきます。

2⃣音声を聞きながら、音読しながらする

次に音声アプリをかけながら、チェックしていきます。
読んで覚えづらかった単語の中には、音声の方が頭に入ることもあります。

!方法は2つ!
★音声に合わせて、単語帳の例文を読む
★シャドウィング (上級者)
この方法はリスニングやスピーキングの向上にもなりますよ!

そして、1⃣をしては2⃣をする、また1⃣をする、を何度も繰り返します。
読んで声に出して覚えては、聞いて声に出して覚えてを何度も繰り返します。

正直、1冊をものにしようと思ったら1年はかかります。
ささっと単語を頭に入れるだけであれば、半年くらいで大丈夫です。

話せる内容は書けるようになるので、「しっかり声に出して練習する」ことが近道です。

3⃣単語だけをみてチェック

パッとみただけでは出てこない単語をチェックします。

だいぶ頭に入っているはずなので、一から単語だけ見て覚えるよりは、だいぶ楽になっていると思います。

ここでの目的は認識できる単語量を増やすためです。
そうするとアウトプットの語彙力のレベルが上がったり、速読に役立ったりするからです。

1⃣・2⃣のプロセスを先にしておく理由の1つに、3⃣のやり方だけでは根性論に頼ることになる上、応用が効きづくなるのを防ぐためです。

まとめ

たくさん単語を覚えて・たくさん音読して・たくさん英文を読む。
これに徹底することが、一番の近道だと思います。

単語帳をしていると、「こんな単語いつ使うんだろう」と思うものもレベルが上がるにつれ、出てくるかもしれません。

でも、英単語の難関だといわれている英検1級の単語でさえ、「普段からもよく目にする単語」だということです。

インタースクールの小学校の教科書で見かける単語もありますし、洋書を読む際にも普通に出てきます。

今の自分の世界では不要に感じるかもしれませんが、世界を広げると当たり前の言葉でもありますので、ここは視野を広げて取り組むことをおすすめします。

英語を楽しむにも、仕事にするにも、お子様さまバイリンガル教育をするにも必要な単語だと思って、前向きに取り組むと吸収率がぐんと上がるはず!一緒にがんばりましょう!


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