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#27「海外の方と話に困る!」時に立ち返ること

海外の方とお話しする機会が出てくると、必ず悩むことになる「話す話題がない問題」

自分から話題を提供できれば上級者、それどころか話を振られても返せない「自分の意見がない問題」

せっかく英語を勉強しているのに活かせず、「自分グローバル化」の道は険しいと諦めたくなる時ありますよね。
私は正真正銘の経験者です。

先日、成毛眞さん(元日本マイクロソフト株式会社CEO)の著書「日本人の9割は英語に英語はいらない」を読んでそんなことを思い出しました。
(この本とってもおすすめです!)

今でも模索中なものの、それでもやって良かったことがありますので、今回は紹介できたらと思います。

自己主張とは何だろう?

私の経験上、古今東西、「自分の話をしている人」が好かれているのをあまり見たことがありません。(あくまで私調べですが…)
「あれ?海外では自己主張しないといけないのでは?」という声が聞こえてきそうです。

でも「自分の話」と「自己主張」は全く違うと考えています。
「自分の話」は自分はこんな人間だと(主観的に)話すこと。
「自己主張」は自分の意見(客観的に)を話すこと。と私は捉えています。

自分がどんな人間かは、他人が判断すること。
ひとそれぞれの価値観によって、同じ人物でも見方はそれぞれだからです。
なので自分で自分の解釈を話されても、あまり面白い話ではありません。

自分の意見とは何だろう?

では、自分の意見が言える人とはどんな人だろう?

まずは、自国・自分のこと(プロフィール)を自分の視点で話せるようにしておくことです。

ポイントは2つあって、
①同じ出身地の人がいても、同じようなエピソードにならないようにする。
その後相手から質問がくるような内容になっているか。ということです。

例えば、関西の方がお仕事をきっかけに東京にやってきました。その時に、こんな話になったとします。

A:「関西人ってお家でよくお好み焼き作って食べるんでしょ?しかも白いご飯と一緒に食べるんでしょ?」
B:「食べます。うちのお好み焼きは小麦粉をほとんどいれず、山芋をたっぷりいれるから、ほぼグルテンフリーなんです。なのでおかずのように食べています。」

尚、①で書いた「自分の話」をする人は、

A:「関西人ってお家でよくお好み焼き作って食べるんでしょ?しかも白いご飯と一緒に食べるんでしょ?」
B:「食べます、私料理が得意なんです。関西人なんで週に1回はコナモノ作って食べます。白いご飯と一緒に食べることを気にする人はいませんよ!」

次の話に繋がりやすいのはどちらか、見比べていただけると良いと思います。

自分の視点で話すためには?

ここで大切なのは「客観的な視点を持つ」ということ。
海外に行くと日本と違う点に気が付くのは、客観的に日本を見ているから。

更に自分の視点を持つには、
①自分と違う人に会って、普段と違う場所に行って違和感を覚える
②自分のプロフィールについて理解を深める

特に海外の方と話す際は、自分×日本のことが話せると、相手からも興味を持ってもらいやすいと思います。

そうなると、古事記を読んだ方が良いのか。伝統芸能を知っておいた方が良いのか。と難しい方向に進みがちですが、普段話すときにはもっと身近な話題です。

アスパラガスが食卓に並んでいたとして、
「私はマヨネーズにすり下ろしたワサビを混ぜたものにつけて食べるのが好きなんですよ。」「すり下ろしたワサビがチューブになったものがスーパーで購入できます。」とかそんなことの方が、機会は多いものです。

ある日突然できることではありませんが、違和感を持つ機会を増やしていくと話題にできることは増えていくと思います。

まとめ

「話す話題がない」「自分の意見がない」気持ちはとてもよくわかりますが、実は客観的に見るクセをつけると意外と出てくるものです。

日本人同士でも出身地の話で盛り上がるように、海外に出ると自国の話で盛り上がれる人は強いですね。

あと読んでいてお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、
私を主語にする場合、+情報提供することがポイントです。

私は料理が得意です。ではなく、「私は(日本では)こういう食べ方をする。」とした方が相手も質問もしやすいのです。

私も普段から心がけていることの一つ。
客観性をもつと謙虚にもなれるので、習慣づけたいと思っています。
英語の勉強とともに、一緒に頑張りましょう!


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