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片耳難聴で過ごしてきて(3歳~18歳)

3歳の頃の中耳炎と高熱で左耳が聞こえなくなり、ハンデつき人生が始まりました。少しでもこういった事情で一般社会を生きている現状を知ってもらいたいです。

今でも覚えているのはとても痛かったことと、「何か耳が聞こえない」と話した時の両親の顔でした。父の唖然とした顔。母の泣き顔をまだ覚えています。

その後大小いろいろな病院を受診してくれたみたいですが、神経にダメージが入っていること。治すことはできないということを言われ続けたそうです。

そこから、片耳での生活が始まりましたが、正直小学生時代はそこまで不自由なく生活していました。苦しく感じ始めたのは周りが声変わりしてきた中学生から。声のトーンも下がる時期ということもありましたが、特に低い声の聞こえ辛さを認識しました。結構聞き返す事が多いと「何でもない。」と言われるのがとても苦痛で、友人が親切心で言ってくれている「たぶん聞こえてないよ。」とかも悪いほうに気にし始めるようになってしまいました。

そんな中学時代を経て、高校では周りに片耳聞こえないことを言い出せなくなってしまいました。これがまた悪循環で、「アイツ無視するよな。」という噂が立ってしまい周りから人が離れていってしまいました。それでも何となく察してくれていた友人が近くに数人いてくれて、打ち明けたら「聞こえないとまでは思っていなかったけど、何となくそんな事だと思っていた。」といったニュアンスで皆同じ答えでした。そんな良いめぐり合わせもあり、危うくも無難な高校生活となりました。

【身に着けたスキル ~18歳】

・ひたすら自分が主体となってしゃべる

・当たり障りのない相槌

・愛想笑い

・口の動きとしゃべりそうなことから予想して回答

・会話の流れから判断

こんな感じで18歳までです。共感してくれると嬉しいです。


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