2022/06/16 Children of Photoid

Children of Photoidリリースされました。

攻撃は突然やってくる、予告もなしに無情に、そして人類は滅ぶというメッセージが突然のリリースという形に込められています。

タイトルは光粒の子供たちという意味で、光粒に魅せられた、信仰している人々といった感じです。

フォトイド(光粒)というのはネタ元としては三体という中国のSF小説で、読んでいる人からしたらすぐわかるとは思うけど、言葉が好きだっただけで小説内の言葉と同じものってわけではありません。なので読んでいなくても構わないのです。光に魅せられた人々、って感じです。

光という意味では明るい、耀るい曲だと思っているけど、明るいって何?みたいなところに思考が発展したら面白いよねぐらいには思っていました。

"言葉や精神的なものを伝える曲"ではなく"考える事をやめられるくらい音に包まれて運んでくれる曲"を目指していて、それの答えの一つというか。この2年で研究した事や、発展した事の一つ(人間の変化や成長を発展という言葉使うのはしっくりくるな。発展。私は発展した。)。

ここ数年は音楽の精神的な一面でなく純粋な音としての一面に向き合う事が楽しかったんだよね。本当に楽しくてさ、なんとなく心地よいと思っていたものに向き合って何故気持ちよいのかとか、どうやったらこれができるかとか考えたりして。放置していた音楽たちを改めて聞き堀りすすめたり(そう、その手の"純粋な音"の音楽は私にとっては研究対象ではなく"娯楽"という括りで仕分けされていた!!)それが研究対象となり、近づく事ができるワクワク感っていうのはたしかに生きててよかったなと思えた事かもしれない。生きててよかった!ってあの時思っていたかもしれない!!!

ってなわけで6月のプレイリストはこの曲ができるまでに参考にした曲たちを。

7曲38分!

https://music.apple.com/jp/playlist/sheeplore-monthlyplaylist/pl.u-yZyPq1rsz4KJLk

https://open.spotify.com/playlist/52T1jr9zQAV42q5HbHMJgL?si=sqvTd5D5TPa8CZBu-Q1JLQ



何故私が音を楽む事を意識しなおしたかというと。

言語化を進めていると考えている事を伝えたいという気持ちが大きくなるのと裏腹にそれが伝わらない事がストレスになったり、自分の中の正義が固くなっていく危険を感じて、(まぁそこまでは悪い事だとは思わなかったのだが、、)その中で誰かに理解してもらうってそんな簡単なことではないのじゃないなと気づいた。理解してもらうのは"こちらの考えを相手に整理して話す"ではなくて、いかに相手の使用する言語、言い換えれば"信念という国"に合わせて伝える事なんだと思った。相手には"知りたいタイミング"があったりする。人それぞれ目の前の解決している課題の順番が違う。
すべての人間が向き合うべき問題が100個あったとしてもその向き合うべき問題の解決順番は一緒ではなくて、それぞれタイミングや環境によって違う。私は20歳の頃No71をクリアしたけど、30歳の彼は今No71に直面していて、彼が10代の頃家の環境で当たり前にクリアできたNo16に今私は直面している。しかもNo48をクリアするにはNo35をクリアしていなくてはいけない。という"条件"のようなことも発生したりもする。そんな事を考えていたらぐるぐると暗い渦に飲み込まれそうになり、それが反転して光がパカーッと。
想いや気持ちを伝えるのは難しい、的確な言語化(そんなものは存在しない。それはてめえの国でだけの事情だ)は簡単ではない。だから思いや気持ちみたいなものを言葉や思想ではなく音という"言語"を使ってみたら、いや伝えようとするのも放棄して踊ってみたらどうだろうっていうのが音を楽しむ事を意識しなおしたきっかけだ。これが私のこの曲での提案。あなたも誰かにわかってもらおうとするのは諦めて音で耳を包んでみたらいかが。目を閉じるとギラギラのバキバキの光がみえてくるかもしれません。それについてはルクスエテルナって映画がおすすめです。ギャスパーノエの最高で最悪な映画です。光の不快感とカタルシスを感じれます。でもあれは家のテレビで出せる光と音量と閉鎖感じゃなぁ、、、、

音楽的なものとしてはプレイリストを聴いて深めてもらうのが良いと思っていて、歌詞についてはこういう歌詞を書こうってのはあまりできなくて音がシチュエーションを作り、そこに居合わせる自分という形で書いていく事が多い。今回も同じである。今回もまた言葉で何かを伝えようっていうのはなく、そのシチュエーションの中の生きた声を刻んでいったという感じ。気分の乗らない遊びに連れていかれてそれを眺めていたけど、"快楽"の渦に飲まれて楽しんでしまう、みたいな事を書いている。すごい、簡潔力だ。そのくらい意味は薄い。そう、あまり言葉に頼りたくなく、音に頼りたい曲なのでライブで大きい音で一緒に楽しめたらいいなと考えている。楽しめたらいいなぁ!なぁ!

え?このnoteは相変わらず言葉の洪水じゃないかって?
いいえ、光粒です。

新曲リリースされましたのでsheeploreのタイムリープレイリストを更新してあります。
ライブ気になっている方などへの、最近のsheeploreを集めたプレイリストです。
広めてくれる時に使ってくれたら嬉しいなぁ。

https://music.apple.com/jp/playlist/sheeplore-timelybest-playlist/pl.u-4JoKEAbtM0Lpq3

https://open.spotify.com/playlist/7CFO0DraGKKgadgfr7gnvx?si=2u87kHMCRTuLixT3_bH0fQ

それでは次は6/25下北沢LIVEHAUSにてMuscle Soul企画で会いましょう~

エミル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?