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根性時代から頑張らない時代へ

私はバリバリの昭和生まれでして、親には3メートルぐらい殴り飛ばされて育ちました。

学校では竹刀でお尻を叩かれて、頭は必ず殴られるのが挨拶。

担任の先生はメガネをかけていた男の子に馬乗りになって、教室で、みんなの前で堂々と殴っていました。

体育で女子が生理で休もうなら、殴られたり、無駄に走らされ、さらには、冬なのに、半袖ブルマで郊外を走らされました。

それが当たり前でした。それが時代です。
みんなやってるからって不思議に感じないのが時代の成せる技。

今なら変態が喜びます。

さて、今昭和生まれと平成、ゆとりの時代と開きが大きく、部下の心理が読めず困っている人が多いと思います。

だけど、どの時代も、他の時代は理解出来ません。ゆとり世代も自分達がなりたくてゆとりになった訳じゃありませんから、そこは差別しないであげましょう。

その人が悪い訳じゃなく、時代や政治が悪いんですよ。だから、良くファミレスにサービスが悪い!って怒るクレーマーが居ますが、そのアルバイトに言っても無駄で、本当に怒るなら、本社の社長に言わないとダメ。

アルバイトはその日辞めるからです。

これと同じで、本人に文句を言う前に、時代を作った政治が悪いんだと理解しましょう。
あなたがイラついて目の前の部下を怒ると、まず100%辞めるでしょう。

だって、アルバイトですから。
あなた1人が時代を変えられるでしょうか?無理に決まっています。それならあなたが今から国を収める総理大臣になって下さい。

今の時代の人は、社員、アルバイトなど肩書きなんて気にしません。社員でもアルバイト気分です。何故なら、いつでも辞められるからです。

怒るあなたは今会社を辞めると、再就職は難しいでしょう。年齢的にですね。その焦りが作用しまして、部下にもそれを求めています。

部下はまず、それを理解しません。あなたとは立場が違いますし、年齢も若いから、次があります。

あなたはそこに居るしかなく、その程で話をしています。だから話が噛み合わないんですね。

どっちがじゃあ、悪いんだ?ってなりますが、どちらも悪くは無い、時代がそうさせています。だから、あなたが今時代についての偏見を捨てないと、目の前の部下に本当に伝えたい事を伝えられないまま、部下が次々と辞めていき、自分だけ教育にかけるエネルギーの無駄を体験します。

また、辞めたか。あーあ。だからゆとりは、、

って同じ事を繰り返してしまうでしょう。

まず、時代だから仕方がないのだと許容する事。
その上で、仕事内容での理屈以外、自分の感想や感情以外の事をコツとしてアドレスしましょう。
意外にも、情報化社会に育つ人なので、部下達はある意味キーワードを伝えれば、勝手に調べてやります。

あなたが今、1から10まで教えないと分からないなーって思っていますが、それは勘違いです。

相手は要は何をしたらいいの?って思ってますから、やる事を箇条書きにしてメールしたらok。
下手に自分の経験とか自分の考えは要らないんですよ。だって結果仕事が出来れば良いんですから、それまでのプロセスって自由だし、マニュアルがあっても、無くても、教える人によって違うんですよ。

若い人って、矛盾が嫌いですから、要は結果こうしてねって言うと、分からない事や、困れば聞きます。今まであーだこーだ言って勝手に疲れてたのは上司のあなただけ。

今の時代の部下は、早く仕事を終わらせて帰りたいので、早く終わるコツだって説明したら、理解は早いんです。

コロナの影響もあり、これから受験も変化します。勉強頑張っても就職出来ませんから、自分が頑張らなくても良い方法を探します。
専門家でも無い、学校が安くて近いからとか、偏差値低めで遊びたいからとか、判断が変わります。

そうなると、10年後には高い知性の人は居なくなるでしょう。自分らしく生きて行けたら良い時代になります。

そうです、まさに集まれ動物の森みたいな世界になります。

木を揺らしてリンゴを落として食べる。魚釣りして自分で家を建てて生きるのが主流になり、税金もなかなか搾り取れなくなるでしょう。

エコ生活は欲を捨てる事から始まります。欲を捨てれば、1番稼ぐ人から税金を取るシステム自体、変えなければ多額の借金を日本は返せなくなるでしょう。

そうなれば、会社に通勤する人も少なくなり、社会保障も無くなり、日本はただの無人島の様な状態になります。

ですから、その先から見たら、あなたが今こだわっている昔ながらのやり方って無駄なんですよ。怒るだけ無駄。相手の為に叱る事も無駄。

今あなたが努力すべき事は、あなたが定年を迎えるまでに、なるべく自分が細かい仕事をしなくても良くなるように、部下が辞めるのを阻止する事。

それには、反抗期の子を持つ父親の様に、部下に接して下さい。熱くなれば負け、部下が辞めて、あなたの仕事が増えます。

冷静になり、部下が少しでも長く会社に留まるように、頭の先ににんじんをぶら下げましょう。

部下はあなたが定年を迎える時までには8割辞めます。

だからこそ、それを受け入れて行くしかない事を知るべきです。

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