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遺産相続

私は関係無いよ、だってウチはお金なんて無いし、そんな遺産の話なんて聞いてないし!

実は私もそうだったんです。
遺産なんてある訳が無い、話しも出てない、土地も無い。
まず、直系の血縁はお金なんて無くて、恩恵を受けるどころか、私がお金を渡している状態だったからです。

ただ、私の手相には、ずっと遺産で揉めると出ていたので、ワケワカメだった訳です。

財運線ですね。

財運線は綺麗に線が出ていれば、全く問題はありません。

でも、私の財運線には問題がありました。

私は実の母と同居していました。
母は若いので、介護なんて必要無いはずでした。
しかし、同居してから母は半年の間に、各種の病気が発覚し、認知症になってしまいました。

あっと言う間に要介護4になりました。

そんなこんなで、母を毎月5回以上は病院へ連れて行く日々が続き、介護に追われて、私は仕事が出来ませんでした。

そんな半年の間に、母の母、97歳の私からするとひいばあちゃんが亡くなりました。

ひいばあちゃんが亡くなったとしても、ぼーぼーに草が生えたとうもろこし畑や裏山ヘクタールしか無いと、呆ける前の母から聞いていましたが、なんと、遺産があったんです。

遺産は土地、所有していた物、現金、預貯金、株などが入りまして、その亡くなった方が自分で掛けていた保険による、死亡保険は除外されます。

この中で、問題に上がったのは、預貯金。

97歳ですから、キャッシュカードなんて無かったみたいです。

だからしばらくの間、認知症になっていたひいばあちゃんはお金を預けたまま、自分でお金を下ろせなかったので、ずっと貯める形になっていたようです。

こんな事もあるんですよね、しかも、今私が直面しているのは、母が認知症になり、母が遺産相続人なんですが、認知症と診断されて、自分で文字が書けない、意識的に話が分からなくなると、遺産相続人に問題があると認識されまして、このままでは遺産相続出来ないという状態でした。

じゃあ、勝手に誰かが書いて、判子押したら良いじゃん?って思いますよね?
これはまず犯罪です。

しかも、亡くなった方の凍結された銀行口座を開けるには、遺産相続人全員の直筆の署名と印鑑登録した判子を押す。
印鑑登録証明が必要。

母は今の時点では、自分で名前を書けません。
印鑑登録も引っ越しして直ぐこうなりましたから、してません。

印鑑登録は、とても大事な物ですから、安易に登録出来ません。
法律に関するものですからね。

こうなると、母本人は何も出来ませんから、私は母の代理になるしか無いのですが、それにも家庭裁判所で後見人申し立てをしなければなりません。

こうやって、関係無いから大丈夫!と思っていた遺産相続に巻き込まれてしまいました。

お金なんて要らない、もうやりたくない!って思いますよね?

放棄するにも、期間があり、これまた手続きが必要。

しかも、私の場合は、ずっと遺産相続人である母の兄弟達にこの事実を隠されていましたから、拒否権が無くなりました。

要は家族内だから、遺産を他の兄弟で分けようとしていたのですね。

それは特に問題では無いんです。
私なんて、急に湧いてきた話ですからね。

無知とは罪ですよね。本当にそう思います。
ですから、私はこれから母の遺産相続の為に、後見人制度を自分で申し立てするしか無いのです。

私が今回学んだ事は、自分が死を考えて予め備えておく事が大事だと思いました。

預貯金は余り残さない。銀行に預ける金額は最小限にする。
呆けたら延命措置をしない事を書いて置く。
子供に残すお金は、受取人を子供にしておき、死亡保険金を残す。
土地も生前贈与にする。
これだけはやりたいと思いました。

皆さんも、自分の後始末は自分でやるべきですから、準備はお早めに!

独り身の方へのアドバイスですが、家族を持ちましょう。
面倒臭いって言う理由なら、それはきっと間違いです。
お金で人は動いてくれるでしょう。
でも、お金で動く人は裏切りますよ。
最後は自分の子供しか面倒みてくれません。
そんなものですよ。
親戚や兄弟は他人より何もしてくれはしないでしょう。

今から考え直してみて下さい。

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