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認知症は遺伝です。

母の母、私からすると祖母ですが、97歳で去年亡くなりました。
祖母は認知症でしたから、遺伝的要素で私の母も今認知症です。

認知症になるかならないか、今考える事ではないかもしれません。
しかし、私の母は65歳前ぐらいからもう既に傾向は見られました。

その前に、パーキンソン病になっていたと思われます。

歩く時、足幅が狭くなり、ゾンビみたいに歩き、顔は表情が硬くなります。

パーキンソン病は筋肉が硬くなり動かない状態になり、脳にも障害が出ます。パーキンソン病も脳の病気です。

認知症、パーキンソン病、アルツハイマー、レビー全て脳。

お医者様の学会に行ってきましたが、難病の発症原因は不明だそうです。

脳はパソコンと同じで、事故やDVで頭を叩かれたり、頭に衝撃を与えるとその時は大丈夫ですが、ある年齢に差し掛かると、色々脳に障害が発生します。

母は、50代の時に4階から転落する事故に遭いました。当時、骨こそ折れませんでしたが、落ちた衝撃により、太ももと腹部が破裂し、腸が出た様で、一時期は生死を彷徨いました。

それから回復し、普通に働いたりしておりましたが、なんだか人付き合いが苦手になったのか、周りの人と合わなくて仕事を転々としていました。

これが多分、今思えば始まりだった気がします。人に合わせられない、合わない。自分勝手に拍車がかかる事は、老化ではなかったんです。

全て老化や、性格のせいだと思われていた母。元からおかしかったのは確かですが、一緒に住んでからは、あれ?おかしいな?という場面が増えました。

まずは、自転車に乗れなくなる、もしくは事故る。予定を忘れる。電子関係が使えなくなる。文字が書けない、読めない、TVを見る事が出来ない、幻想が見える、夜中に叫ぶ、色々1ヶ月ぐらいの間に起こった話です。

病院通いだけで年金が無くなり、時間もほとんど病院や検査、待ち時間により過ぎて行きます。

母にかかった医療費は40万円です。一年間です。
これ以外には、生活費やおむつ代、デイケアなどの費用がかかります。

介護ってそう甘くはない事を身をもって知りましたし、又親子という関係では、介護はなかなか上手くいかない事もありました。

皆さん、自分の事に感心を持っていますか?自分がやりたい事、したい事、欲しい物、食べたい飲みたいなど、欲望に従うだけ従い、自分のメンテナンスをそっちのけにしていると、後でずっと医療費にお金を使う事になります。

娯楽と管理はバランスが大事です。認知症は防げないです。遺伝ですから。運動やテスト、訓練は自分では出来ないのが現実ですし、自分からまず認知症だと認めるか?という事ですよ。

後は、独り身の老人が、自分から介護保険の申請をすると思いますか?手続きだけでも、1日かかりますし、インターネットなんて使えない人がほとんどです。

ですが、介護保険って年金から引かれるんです。介護保険を介護される人が払い、その助成を受ける。

介護保険は申請しないと使えません。付き人が居たり、情報が無いとまずは申請は出来ないと思います。実際、介護が必要になってから、申請に行く事になるので、その時には遅いと思います。

もう少し老後や、福祉についての教育がなされても良いと思います。日本は高齢者が多いのですから。

認知症になれば、もっとです。認知症と認められるまでに凄く苦労しましたし、診断してもらうまで時間がかかります。一番良いのは、血筋に認知症の人が居るか確認する事。

そして、自分の血筋にはどんな病気の人が居るのか感心を持つ事。そうする事で、防げませんが、準備は出来ます。

自分が認知症になるかもしれないと思った方、すぐに家族を持ちましょう。今あなたが出来るのは、自分の後始末の為に人に対して親身になる事です。与えても居ない人に与えてくれる人は居ないからです。

兄弟はあてにしてはダメ。お金があっても、お金は物ですから、介護はしてくれません。

お金があったとしても、65歳から認知症になり、30年間生き長らえるとしたら、月25万円ほどの施設代は払えるでしょうか?介護付きマンションには、管理人が居るだけ。倒れたら救急車を呼んでくれるだけです。

安い施設もありますが、順番待ちですし、家族が申請しますし、保証人も必要です。

月25万円以外にも、病院に運ばれるまでの間の人件費も発生しますし、日用品のお金も別で発生します。

お金はあったとしても、自分が認知症になったら、自分で使えません。そのお金を正しく自分の介護だけに使ってくれる人が必要です。

そのような信用出来る人、あなたにはいらっしゃるでしょうか?
今、自分の終わりについてじっくり考えるべき時代に入っています。今後、国に補償を求めても、国は借金が増えるだけです。

自分を守るのは、自分。
だからこそ今、人を大切に、縁を大切にしなければ生き残れない時代なのを認識するべきでしょう。

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