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138.ソウルコーチへの道 ep.15 ど真ん中だけが正解じゃない

ep.15 ど真ん中だけが正解じゃない2

射的は、まっすぐど真ん中に当てても、ただ、後ろに倒れるだけで、下に落ちない。
左上か右上に、できれば下から上に当てると、浮き上がるような回転が生まれて、下に落ちていく。

***

(直球すぎると、動けない)

縁日の射的を思い出した。
台の上に並んでいる的(駄菓子や、おもちゃなど、いろいろ)に、コルク栓の弾を当て、下に落とすともらえる遊びだ。

長女は、保育園の頃から、縁日の射的が好きで、まったく当てられないときから、やりたがった。
義父母の家の近くの神社に戎神社があり、縁日が立つたび、祖父母からお小遣いをもらうと、必ず射的をした。
初詣で行く天満宮と、十日戎と、夏祭り。一年に三回だけの射的なのに、まわりの人に教えてもらって、年々、うまくなる。
それをずっと見てきた。

主人も私も、射的をやりたいと思ったことなど、一度もない。

(この子は、どうして、射的をやりたがるのだろう?)

ずっと不思議だった。
今、わかった。
私に大切なことを教えてくれていたのだ。

(ど真ん中だけが正解じゃない)

射的は、まっすぐど真ん中に当てても、ただ、後ろに倒れるだけで、下に落ちない。
左上か右上に、できれば下から上に当てると、浮き上がるような回転が生まれて、下に落ちていく。

一度では、落ちそうもないものは、どうするのか。
倒れないようにソフトに、少しずつ位置をずらすような当て方をして、何度目かで落とす。

(的外れに見える当たりが、大事な位置に的を運んでいる)

セッションも、似ている。
私の場合、直球すぎると、動けなくなる。
受け止める前から、もう怖い。
だから、コーチの前では、ど真ん中ではなく、端っこのほうを見せている。
ぜんぜん、関係のないことを話しているようなこともある。

逃げていると、感じていた。

だけど、触れていないど真ん中に、

(ちゃんと届いている)

ソウルコーチのセッションを重ねて、そのことを、感じ始めている。
 
直球ではなく、かすめるように。
倒れないようにソフトに、少しずつ。
的外れに見えるような当たりが、ど真ん中に響いている。

(どのセッションも、繋がっている)

ソウルコーチへの日々がぜんぶ。
「道」は、終わりなく続く学び。

浜田えみな

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