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207.名前のことだま®50音と「ひふみの道」で魂の望みを生きる ep.5 ポラリティセラピー

ポラリティセラピー (1)

最初に、足を揺らしてくださるのだが、それが、このうえなく心地よい。

「古いお洋服を着なければいけないと、思っていたのかもしれないね」
「あなたのものではなかったにしても」

という、ささやくような言葉に、ドキリとする。

「あごをゆるめて、少し口を開けるくらいでね。ずっと、歯をくいしばってきたのかもしれないね」

という言葉に、ズキリとする。

(本文より)

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◆きっかけ

過去のブログを読み返していたら、ポラリティセラピーの体験会に参加したときの記事があり、自分が書いた、

「つなぐワーク」
「その人の持つエネルギーを呼び起こすもの」
「自己の治癒力に、自らが包まれ、癒されていく実感」
「自分本来のエネルギーに包まれることは、一番の癒し」

という言葉に魅かれ、

(今の私は、どんなエネルギーなのだろう?)
(感じたい、包まれたい)
(自分のエネルギーを知りたい)

そう思った。
受けたいと思い、ブログに載せてあったリンク先をクリックすると、ちゃんと、「ポラリティセラピー」につながった。

解説の文章を読むと、専門用語がたくさんあったけれど、図解され、ていねいに書いてくださっていて、見えないエネルギーというものを、イメージすることができた。
LAS式ソウルコーチで学んだことにも、つながった。

場所を確認すると、バスかタクシーと書いてある。
方向オンチなので、電車で行けない場所は難易度が増すけれど、行きたい。
最寄りのバス停を見ると、「六甲ケーブル下」と書かれていた。
六甲ケーブルには乗ったことがない。

(どうやって行くのだろう?)

と思って、地図を見たら、すぐ近くに、長男と長女が通う大学名が記されていたので驚いた。
入学説明会や、大学祭の時に、近くまで来ていたのだと思った。
バスの時刻表を調べ、家を出る時間を確認した。

ホームページの「セッションを受けられる方へ」というトピックをクリックすると、

「自分自身の躍動感、心身における自由さを取り戻し、素のままの自分自身を体感していただけるように」

という言葉が添えられている。
セッションの流れが記載されているので、事前に読んで確認した。
施術がメインだと思っていたけれど、カウンセリングと施術の時間の割合が半々で、どちらにも比重が置かれていることがわかった。

◆いよいよ当日

セッションの日時が決まったとき、午後3時半からだったので

(せっかくだから六甲ケーブルに乗って観光しよう!)

と張り切っていたのに、当日は、朝5時から、LAS式ソウルコーチの早朝セッションがあり、9時から美容室で髪を切り、家事をしていたら、間に合う時間に行くだけで精一杯。

それでも、終点で降りたら、いきなり、夢の世界のようにかわいらしい、三角屋根の「六甲ケーブル駅」が出現して、1Dayトリップの世界になった。
午後3時すぎ。まだ青空が見える。

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思わず、乗り場まで上がって、ちょうど停車していたケーブルカーの写真を撮った。

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セッションをしていただくお部屋があるマンションまでは、六甲ケーブル駅を左手にして、坂道を登っていく。
右手側には、木々の合間から、海が見え隠れしている。全体を見晴らしたいと思いながら歩いているのに、広く展望が開けるところがない。
マンションの入り口は山側にあり、道路からは海が見えなかったので、その先にある駐車場にまわって、フェンスごしに下界を見て、手を高く上げて、写真を撮った。

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施術をしてくださるかたは、享子さんというお名前だ。
マンションの扉を少し開けて、待ってくださっていた。

扉の向こうにいた享子さんが目に飛び込んできたとき、インディアンみたいだ、と思った。
部屋の中にいらっしゃるのに、土の上で裸足でアーシングしているような、風が吹いてくるような、そういう感じがしたからだ。

インディアンに会ったこともないし、どうしてそんなふうに思ったのかわからないけれど、神聖なもの、神秘なもの、見えないものとつながりの深い、先住民的な感じがしたのだと思う。

廊下を進んだ先の大きな部屋は、おそらく2~3室の壁をはらって1室にしてあり、すべての床は一面の板張りだった。
窓からは海が見えた。

あたたかいお茶を煎れてくださり、それをいただきながら、カウンセリングが始まる。

LAS式ソウルコーチを学んで、練習セッションを重ねるうちに、少しずつ、クライアントとして話をすることができるようになったけれど、本来、話すのはあまり得意ではなく、本当に言いたいことは言葉にしていないという自覚があるので、〈直接、身体に訊いてもらえるなら、そのほうがいい〉と思ってしまう。

そのことも含め、尋ねられるままに話をしていると、話すことは好きではないと言いながら、あれもこれも説明して、長くなっていることに氣がつく。
(わかってもらいたい)という、承認欲求のようなものかもしれないと思う。

享子さんといると、おだやかな氣が満ちていて、委縮せずにいられることが不思議だった。

カウンセリングが終わり、ソファーから起ち上って、ベッドに移動するときに、

「きらきら輝いているものが、もっと出しやすくなったらいいね」

というようなことを言ってくださり、

(きらきら)

という言葉が、うれしかった。

◆ボディワーク

ベッドに横になる。
けっこうな高さのベッドは、一瞬、

(どうやって上にあがればいいのだろう?)

と躊躇するほどで、両手をついて、よじ登るようにして上がると、しっかりと固めで、洋裁の時に使っていた、袖仕上げの万十を思い出した。
または、跳び箱の一番上の部分のような。

整骨院の低めの施術台とも、アロマなどの施術ベッドとも違う、これまでに、体験したことのない感覚に、手作りのようなぬくもりが伝わってきて、これから起こることにわくわくした。

最初に、足を揺らしてくださるのだが、それが、このうえなく心地よい。

「古いお洋服を着なければいけないと、思っていたのかもしれないね」
「あなたのものではなかったにしても」

という、ささやくような言葉に、ドキリとする。

「あごをゆるめて、少し口を開けるくらいでね。ずっと、歯をくいしばってきたのかもしれないね」

という言葉に、ズキリとする。

そのうち、からだが、布か毛布のようなもので、ずんずん包み込まれていく。
イメージ的には、ベットの上に、ぐるぐる巻きにされている感じがあり、

(ミイラのよう)

という言葉が浮かんだ。
包帯でぐるぐる巻かれて、棺に入っているエジプトのミイラ。

しっかりとホールドされたまま、されるままになる。
必要な場所に、享子さんの腕が入ってきたり、抱えられたり、添えられたり、動かされたりして、施術が進んでいく。
若干、アクロバティックな動きもあり、されるままになっている。
胎児のような感覚だった。

ふと、ハミングのような、鼻歌のような、なつかしいような音が聴こえてくる。
チャクラに響くような音が、享子さんの声帯から出されているとき、その波動に、胃のあたりが反応しているのを感じた。
脳裏に、ターコイズブルーの羽のような断片が見えた。

これまでに受けた、どの施術とも違う、不思議な調整。
右の肩甲骨や、仙骨や、鼠径部や、足裏や、右の頬骨や、首や、触れてくれて、動かしてくれるところは、みんな、気になっているところだった。
ぎゅっと固まったり、ひきつれたりしているところが、ほどかれ、戻っていく感覚。

終了したことを告げられたとき、身体も意識も、シーツの上で海のようになっていて、気持ちよくて、いつまででも、そのまま横になっていたいと感じながら、享子さんが、お茶を煎れてくださっている音を聞いていた。

(このままでは、寝てしまう!)

と思って、起き上がったら、目に飛び込んできたのは、窓の外いっぱいの、夕暮れの空と海。
あまりにも思いがけない光景に、息をのんだ。

(ロケーションも含めて、完璧)

起き上がってみると、とにかく、目がすっきり。
肩がすっきり。
首がすっきり。
鼠径部がすっきり。

どこにも滞りのない、通りのよさ。
凝りがなくなっている。

(すっきり!)

お茶を飲みながら、施術で調整してくださったところを教えていただいた。
私自身の身体が何度か自己調整をして、最後に、中心軸が通った瞬間を感じたと伝えてくださり、

(からだって、すごいね。内在力、自己治癒力って、すごいね)

という、自分のからだを讃える気持ちが、湧いてくる。

お話を伺いながら、施術前の状態は、卵の中の、生まれる前のヒナみたいだと感じた。
折れ曲がり、思うように伸ばせないまま、殻の中いっぱいに収まっている。

その殻は、それまでは成長のために必要だったもの。ヒナを守ってくれたもの。
でも、もう、殻を破って、生まれていい。
裸で生まれて、新しい服を選んでいい。
そんな氣がした。

次回は、「三ヶ月後くらいに、一度見せていただこうかな」ということなので、そのあたりに連絡をすることにした。

今は、葉が落ちて枝だけになっているけれど、窓の外に見えるのは桜の樹で、春にはとてもきれいなのだそうだ。

六甲ケーブル下のバス停に着くと、ライトアップされたケーブル駅が、違う顔を見せていた。

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まだ、運行しているので驚いたけれど、改札で発車を待っているカップルがいて、夜景を観に行くのだとわかった。

バスに乗った人は3人で、発車まで時間があったので、記念に「スッキリ顔」を自撮りした。

坂道を下っていくバスの窓から、夕闇に包まれていく海と、夕焼けの名残が見える空が、木々の合間に見え隠れする。
このままJR六甲道まで、非日常のまま帰れると思っていたら、大学の職員らしき集団が、いっせいに乗り込んできて、たちまち通路まで満員になった。

ゆるやかに日常に戻されていく。

◆帰宅してから

帰宅してから、気づいたことがある。
古い傷跡で、凝り固まっていて、ふれるとずっと痛かった部分があるのだけど、ふと思いついてふれてみると、何も感じなくなっていた。

(えっ)

驚いて、ぐいぐい押してみても、痛くない。
小学2年生の時の傷なので、もう、50年近く、根付いていたものが、消えている!
眼精疲労で、凝って痛かった眉の根本も、まったく痛くない。

こんなことが起こるなんて。

気づかないところで起きている変化は、さらに、はかりしれないと思う。
享子さんのボディワークのすごさに感銘を受けた。

だから、私から発するものは、絶対に以前と違っていると感じる。
セッションを提供していくにあたって、自己のメンテナンスの大切さ、存在の質を高めることの大切さを、実感した。

LAS式ソウルコーチの認定をいただいてから、ずいぶん長い準備中だけど、すべてが最高最善のタイミングで、整っていく。

(今だからわかること。今だから気づけることのありがたさ)

ご縁を紡いでくださる人、出逢ってくださる人、導いてくださる人たちに、感謝しかない。
ありがとうございます。

浜田えみな

ポラリティセラピーを再発見した時のブログ

ポラリティセラピー
https://teoc.jp/2019/07/05/pola/

早志享子さんのセッション
https://teoc.jp/session/

【ことだまファンファーレ】

名前の音には、一音一音に秘められた「ことだま」があり、やまとことばを基本として、その音にこめられた意味と力を、ていねいに拾い集めて体系化したのが、山下弘司先生の「名前のことだま®︎」です。

名前を呼んだり、呼ばれたりすると、そのことだまが、呼んだ人に還ります。
名前を呼び合うことは、今の自分へのメッセージと、お互いのことだまのプレゼント交換。

名前を呼ぶと、どんなことが起こるのか。
共鳴するものを持つ人と出逢うと、どんなことが起こるのか。

【ことだまファンファーレ】のまとめ読みはこちらです。

ライフワークである「名前のことだま®︎」と、和の叡智「ひふみの道」を伝える連載
【名前のことだま®︎50音と「ひふみの道」で魂の望みを生きる】のまとめ読みです。


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