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『ソー:ラブ&サンダー』
普通に楽しめる、ポップコーン映画です。
正直マーベル作品って、悲痛さを出すために、人が何人も死んだりしているから、もう感慨深く無いんですよね。
あ、また死ぬんや。今回は癌なのね、って感じ。
悪役が悪役に転じる理由も、あ、そうなんだ、、、って感じ。
まあ、演じている人たちがクリスチャン・ベールやナタリー・ポートマンといった実力派俳優たちだから、ストーリー抜きで演技で観客納得させているなとは、感じ
『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編』壁井ユカコ
中学生の時見た作品の続編を読みました。
清々しく、軽やかさのある作品でした。活字での試合描写ってどうするんだろう?って、疑問に思っていたんですけれど、それこそ軽やかなステップで描かれていて、理解しやすかったです。視覚媒体と比較して、活字は少ない量で、多くの情報を提供できるので、こんな短いテンポでも試合描写が出来たんかなと思ったりしました。
正直試合よりは、人間模様に焦点が当たっている気がします。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』浅原ナオト
腐女子とゲイの出会い。
確かに、ヘテロだけれどBLを読む女性と、ホモである男性が会うというのは気になるテーマの一つではあったけれど、この本はその素朴な疑問に想像力を少し足して小説に作った感じ。
私個人としては、ゲイの方の悩みなどが間接的ではあるが知ることができ、知見が広まった感じはした。けれど、リアルは小説に描かれている姿と乖離があるんだろうなと思った。
ただ、男性が好きだ、けれど家族という人
『ラスト・イニング』あさのあつこ
あさのあつこ先生の『バッテリー』シリーズの外伝。
相変わらず面白い。セリフが秀逸というか、よくこういう粋なセリフを考えれるんだなって、不思議。
瑞垣俊二くんが主人公の物語。小学生の頃にバッテリーを読んだ時は、幼馴染の天才に嫉妬、という言葉に収めることは叶わない感情を持っている瑞垣というキャラクターがあまり理解できなかった。けれど、自分が大学生になり、自分とは違うキラキラした人物が横にいるという
ナルト『ブラッド・プリズン』『ザ・ロストタワー』 #22-2,3
最近マンガ・ナルトにハマりなおしました(笑)
さすがにあの大作を漫画であれ、アニメであれ見直すことは個人的に無理だったので、普通に好きな場面や劇場版のアニメを見るだけにとどまっています。
と、そこで劇場版の映画をいくつか観ていたのですが、『ブラッド・プリズン』が一番印象深かったです。実は当時の劇場版のCMが記憶に微かに残っているのですが、少年漫画にしてはダークな感じのストーリーでした。
調べてみ
『ベイビー・ブローカー』(2022)#22-1
私 ★★☆☆☆
多分一般 ★★★☆☆
先月の7月に、大好きな大学の先輩と是枝監督の『ベイビー・ブローカー』を観てきました。ハリウッド映画のようなブラックバスター映画ではなく、さざ波のような穏やかな映画でした。
日常をフレームに写すことで何かを語るという手法の作品だった気がします。ただ、伝えようとすることは普遍的なものかも知れませんが、内容的には納得のいかない部分も多かった気がします。
とは
『続 氷点』三浦綾子 #22-2
前読んだ『氷点』の続き。
前作がキリスト教の原罪に関して扱ったとしたら、今回の本は「許し」について扱った物語。
印象深かったのは、「愛とは意志である」という文。
私は愛とは感情だと思っていたのだけれど、「感情だけが自分とは思われなかった。知性も意志もまた自分なのだ。知情意の総合された人格が自分なら、北原を愛することは、もはや偽りとは言えなかった。」という箇所を読んで考えが少し変わった。
最後に
『氷点』 三浦綾子 #22-1
前々から気になっていた三浦綾子の氷点を読破。
最初不倫モノっていうことに抵抗を感じたけれど、読んでみたら65年作とは思えないくらい面白かった。
難しい、哲学的な物語かなって思っていたけれど、朝日新聞で連載されていた小説だからか娯楽面でも楽しく話のテンポも良かった。
登場人物がとても魅力的で、個人的に辰子が気に入った。辰子は主人公の母・夏枝の親友なのだけれど、夏枝の利己的な部分を認知しながらも、そ