見出し画像

2020.4.1

無自覚の感染者がウィルスをばらまく
オフラインの接触を封じられる
高齢者の致死率が高い
昨日お店の子が一生懸命おいもを潰してくれてたなあと思いながら定食を食べる。マッシュポテトの塩味をしっかりと感じる。=ご飯を美味しいと思える
人間らしい生活をすることで感染を防げるかもしれない

ウィルス。

すごいウィルスだと思う。2020年らしい。実に2020年らしいウィルス。
2020年に流行していなかったら、どういう風になっていたのか全くわからない。
秋には5Gが始まる、その社会実験、いや実証実験のような。


こんな非常時でも私は役者でいることを考えている。観客がいようが、舞台があろうが残念ながら関係ない。
自分の置かれている状況をインプットして、身体、気持ちの記憶を作る。辛い記憶は正直溜めておきたくないけど、それをすることがいつか役立つと思って、やる。
たぶん今日の私の体験は玉音放送をするときの放送局のスタッフの役ができるはず。
言葉と先入観から入らない。自分の状況をまず作る。


私は戦争を知らないので、戦争を知っている人に勝てないと思っていた。
でも今の状況は、戦争のような戦い。
終わりの見えない、生き延びればそれなりに笑うこともできる。ただ、本当に自分や自分の大切な人がウィルスのせいで死ぬかもしれない。現実的に生活ができなくて死ぬかもしれない。

死が隣に迫る中で生きようとする人。

貴重な経験。

今舞台に出たり、シェイクスピアを演じることができたら、それはそれで楽しいことなんだけど、
この状況を自分の身体にインプットすることが、役者として生きていくために必要なことだと思う。

人をたくさん見て、自分をたくさん見て。

生きて、また演じることができるように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?