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発声障害を振り返り!"やってよかった"こと5選


こんにちは〜!
シンガーソングライター
ボイストレーナー の
椛島恵美(かばしまえみ)です。

Instagramはこちら

2016年に発症し、
2018年に完治しました
「痙攣性発声障害」について

ずっとPCに眠ってたメモ。
ふと気が向いて掘り起こしたら楽しくなって、
お料理してみました。

美味しくお料理出来たかわかりませんが
素材はわかりやすくということで…

ここいらでポンっと載せてみます^ ^✨
似た悩みをお持ちの方には
お役に立てたら嬉しいですし、

必要なさそうだったらサラーっと読む程度に*
もしくは回れ右〜

それではどうぞー!!

発声障害を振り返り! 
"やってよかった"こと5選


❶心と向き合うこと
❷感情を吐き出すこと(自分と切り離すこと)
❸いずれ治ると心のどこかで”決めた"こと
❹原因となった場所を離れること
❺諦める(明らめる)こと


「いや、詳しい治療法やないんかい!」
と思ったそこのあなた!!笑
受けた治療に関しては全部Youtubeに載せてますので、よかったら見てみてください♪

👇👇👇
痙攣性発声障害 克服体験談

https://youtu.be/e7tZO18REc4



ということで話を戻します。

ひとつずつ掘り下げてみますので、
どうぞお付き合いください^ ^

。。。


❶心と向き合うこと

私。自分の心と向き合いまくりました。
自分の心の何と向き合ったのかというと、

弱さ

 
です。


すっっごくすっっっごく辛かったです!!!
(今でもたくさん向き合っています。)


向き合うってたいへんですね。
胸が苦しくなります。

核心に触れてしまったときなんて、
胸の奥に突き刺さって抜けない何かがあって、

思わず手のひらで胸を撫で
痛みを溶かすように呼吸を整えた
そんな夜がたくさん続きました。



"自分ってこんなにちっぽけだと思わなかった!"

"もっと立派な人間のはずなのに!!"

"もっと出来る人間だと思ってたのに!!"



悔しくて不甲斐なくて情けなかった。

でもそれが"自分"だったのです。



。。。

❷感情を吐き出すこと(自分と切り離すこと)

向き合って
浮かんできた気持ち
気がついた感情を

ぐちゃぐちゃに紙に書くんです。
それはそれは支離滅裂です。
文法なんてあったもんじゃありません!笑

汚い言葉もありました。

紙に書いた瞬間、「え、こんなふうに思ってたんだ…」とハッとすることがあります。
その時初めて、客観的に自分を捉えたのです。

頭で悶々と考えていることが
心でモヤモヤと感じていることが


紙に書き出したら自分と離れた場所に移動し、頭が、心が、すっきり!

私はよく紙に書きますが、
信頼できる人に話すことも効果的だと思います^ ^

とある精神科医によれば、
「発声障害と診断された方が定期的にいらっしゃり、ご自身の心の内を話される過程で、完治されました」というお話があるほどです。



【「話す」は「離す」とも言う】というのを聞いたことがあります。
これを聞くと、確かにそうなのかもしれませんよね^ ^!

❸いずれ治ると心のどこかで"決めた"こと

たぶん簡単には治らないと思うけど、
いずれ治る、治す、とずっと心のどこかで決めてました。

これは、諦めない!!とか、絶対に治してやるぅ!!という手に汗握る感じではなくて
 

「うん、、、まぁ治すよ。」

みたいな変な落ち着きです(笑)

これは、昔から教わってきた
「起きた事には必ず意味がある」という大前提があったからこそ思えたことなのかも。

あとは…

世間に揉まれながら
「なんとかなる精神」「なんとかする精神」が
育っていたのかもしれません(笑)

ただ、

治るって決めたから、
そのための最善の行動を選び続けることが出来た
のかもしれないな…よかったなあ。

と、今は思います^ ^


❹ 原因となった場所を離れること


原因となった活動場所(音楽活動)から離れ、
全く違う人生(会社員)を送ることになりました^ ^

声の使わない事務職に就き
なるべく声を使わない毎日。
人との会話も最低限。



まぁそれでも、 
何故だか留守電の声の役を任されたり  
電話を任されたりして、

いやいや私声出てないのみんな気付いてないわけ!?と混乱してましたが、

人はそんなに自分のことを見たり聞いたりしてないんだなと、なんだか楽になった瞬間でもありました。(笑)

とにかく、自分では

できる限り

「ああ、声が出ないな」という認識をしなくて済むような環境に身を置くことを優先した毎日でした^ ^


そのなかで、少しずつ、少しずつ、
発声のしずらさは緩和していきました。

というか、
声が出づらいことを忘れている時間が増えました。

また、


場所(音楽活動)を離れた事で

音楽活動をしていた時の自分を客観視することが出来るようになって

会社員として何気ない日常を送り
代わり映えはないけれど、でも必ず同じようにやってきてくれる毎日

みたいなものの安心感の中に自分が存在して、

自分の中にあった
「自分には音楽しかない」という力の入った思い込みが外れ

「音楽で人のためにならなければならない」というある種の執着心を手放すことができ


❶で書いた自分の中の弱さ情けなさと向き合い、

etc.....(まだまだたくさんあるw



だなんていうことが起きていきました。

自分って柔軟に見せかけておいて
自分の中に「しなければいけない」「こうあるべき」っていう決め事を自分で設けて、それにずっと縛られてたんだなぁと気が付きました^ ^

あははのは。

力が入ってたんだな。喉に。いや、全身に。

❺諦める(明らめる)こと

諦めるとは、本来「本質を明らかにする」という意味なんだそうです。

私が諦めたのは、
治すことを諦めたのではなく、
治すためには一度、"治さなければいけないという感情をお休み"し、現在地を明らかにした。自分を直視した、というイメージです。


完治して活動復帰できたら
すごくカッコいいけれど。

その前に!

今、自分に必要なものはなんなのか
今、自分が好きなことはなんなのか
今、自分が出来ることはなんなのか
今、自分が何をしているときが幸せなのか
今、自分がやりたくないこと、苦手なことはなんなのか

そういった「今」にフォーカスして自分について考えることに、とてつもなく時間を使いました。



。。。



ふぅ。ボリューミーだなあ。
読んでくださりありがとうございます^ ^

よかったらもう少しお付き合いくださいね♡


ちょこっと考え事を綴ってみる


身体に出ているものって、
「結果」なんだなと思うんです。


「ストレス」と一言で片付けられがちなこういった類の病気。

私の発声障害もそうですが
発声障害と診断を受けていなくても
なんか声が出づらい!とか、

例えば皮膚に出る人もいるし
不眠だったり鬱っぽくなったりと

人によって様々反応は違います。

でも、それらって悪者にしなくていいとも思うのです。病気って自分からのメッセージだから。

「そのストレスが何なのかを見つけ、解消する」

そのための必要なプロセスが一人一人ある。
大切な気づきが、そこにある。
自分を見つめる、きっかけなんです。

なぜそうなったのかの部分を
ぜひ、自分に聞いてみてあげて欲しいのです。


たったそれだけで
なぜか心が緩んだり

たったそれだけで
なぜか涙が出てきたり

するものだと思います。


それって難しいなって思ったら、
わかってくれる人に話してみるのも良いですよね。

でも、必ず、味方してくれる人を選んで欲しいです💓


私自身は、ありがたくも克服した身で、
さまざまな方から色々なお話を赤裸々に聞かせて頂きます。

共通して言えることは、
みんな感情を抑えた経験をお持ちです^ ^


「ねぇ、わかるーーーー!!!!」の嵐ですw


ボイストレーナー として
新宿スタジオで体験レッスンを重ねさせていただきましたが


同じ「発声障害」という共通点を持つ皆さんの

お話を聞いたり、声や身体、考え方に触れ、
確かにわかったことがあります。


それは、


「発声障害に効く特効薬は存在しないんだなあ」


です。

100人いたら、100通りの治り方なんだと思います。

トレーナーとして、
少しでも良くしたい!!と勇んで学んでいる私にとって


これも、ある種
「諦めた(明らめた)」ことです。


だから、何か薬を処方するのではなくて
その人の中にある、
その人の中にしかないダイヤモンドを見つけて、

もし傷がついていたら癒し方を、
少し泥がついていたら拭い方を、
霞んでいたら磨き方を

お伝えする必要があって、

わたしはその過程で、

人間成長をさせていただいているんだなあと、そんなふうに思うのです。


しみじみ。


ということで、
なんか色々逸れた気がするけど(笑)

発声障害を振り返り!
"やってよかった"こと5選

最後まで読んでくれてありがとうございました♪

お役に立てそうな部分があれば受け取ってください♪

必要なければこの文章も全部、ぽい!してくださいね。

最後にひとつだけ。


あなたが信じなくても、わたしは、
必ず良くなると信じています^ ^!!


椛島恵美

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