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東洋医学とは

こんにちは🌞えみゆうこです。

Spotifyでラジオを配信しています。
ラジオでは東洋医学のお話をしていくんですが、
そもそも東洋医学ってどんなものかな?
ってことで、その説明を昨日しています。

私は鍼灸師なので、アジアの伝統医学の中でも
中国伝統医学を軸として勉強してきました。
中国伝統医学の書物の中で重要なものの一つが
黄帝内経こうていだいけい』と言う書物です。

素問そもん』と『霊枢れいすう』の二つがあります。
黄帝こうていという王様が岐伯ぎはくという学者に
人間や自然環境のことで疑問に思うことを問答していく、会話方式で書かれています。

例えば一番最初の篇の
上古天真論じょうこてんしんろん』での王様の問いかけでは、
「昔の人々は100歳になっても生きて、
しかも動作が衰えなかったのに、
今の人は50歳くらいで衰えてしまうのは、
時代や環境が変わってしまったからなのだろうか?」
と問いかけています。

これに岐伯は
「昔の人は養生の道理をよく知っていました。
陰陽のことをよく理解して生活を整えて、
食べるものや飲むものに節度があって、
正しく労働と休息をとっていたから、
肉体と精神は健やかで寿命をまっとうできたのですよ」
と答えています。

現代の悩みとあまり変わらなくて親近感湧きますよね。

『黄帝内経』は2000年くらい前の書物ですが、
その時代でも50歳くらいで動作が衰えてしまう
と悩んでいたんですねぇ。

岐伯先生が、
「陰陽のことをよく理解していれば
肉体も精神も健康でいられます」と答えています。
この『陰陽の理論』がとても面白い。

私は陰陽論を理解してから、
世界に見えるものが楽しくなりました。


ラジオも聞いてみてください。


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