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発達障害の子ども×性教育 1

発達に凸凹がある兄弟を育てています。(長男、診断済、次男、未診断)
私が、長男に一番最初に「性教育」をしたのは、弟が生まれる時でした。
弟は、彼が5歳のときにやってきました。
身体の年齢は5歳でしたが、当時の発達年齢は3歳くらいだったと思います。

「障害の子どもを育てているのに兄弟をつくるなんてとんでもない!」
そうご意見したくなる気持ちも理解できます。
実際に、「次の子にも障害があったらどうするの?」と言われたこともあります。
と、それはまた別の話として。

長男は、環境の変化が特に苦手だったので少しずつ見通しを立ててもらうことを目的に「赤ちゃんが生まれる」ことを理解してもらいました。

妊娠中は、私のお腹が大きくなって制約がかかってしまうことや
出産後は、私と赤ちゃんは病院に入院していること、入院している間はどんな生活をするのかということ。
今、振り返るとわずか5歳(発達年齢3歳)の長男に、よく伝えようと思ったなぁと自分の無謀ぶりに驚きますが
「きっと、伝わる」
と思っていました。正直、ただの勘でした。

具体的には、こんなこと。

①エコー写真を見てもらう
②エコー検査に付き添ってもらう
③絵本の読み聞かせをする
④入院中にお手伝いに来てくれる親族の顔写真を掲示する
⑤入院中にお世話になる保育施設の写真を掲示する

時期については、長男が理解しやすいタイミングで支援を入れました。
早めに告知をしておくことと、あまり早いと時間の把握ができず逆に混乱させてしまうことを分けておく必要があるからです。

当時は、写真を撮影して、画像を取り込んで、いい感じの大きさに編集して、印刷して…という暇はなかったのでチェキ を使用していました。
当時は本体1万円以内だったと思いますが、今は高いんですね~。
自宅に古いスマホがあれば、写真撮影するだけでも十分だったかもしれません。
発達凸凹っ子育児にとっても、スマホの普及はありがたい限りです。

このように、私が発達障害の長男へ初めて性教育をしたのは
命の誕生や、命の尊さというようなことではなく
”彼の生活の変化を和らげる”ことが目的でした。

この次の性教育は、プライベートゾーン。
またいずれそのお話も書きたいと思います。



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