見出し画像

児童精神科の先生 名言集1

自己紹介でご紹介させていただいた通り、私は発達に凸凹がある兄弟を育てています。
その中でも、長男は私の人生を大きく変えてくれたひとりです。

彼は、幼児のころから児童精神科へ通院しているのですが
児童精神科の先生方にいただいた言葉を、ずっと大切にして子育てをしてきました。
その特徴は、何ともユニークな言葉たちであること。
今日は、その名言をご紹介します!

『がりぞーの哀愁がわかるようになったら成長の証拠』

ダントツでこの名言がいちばんのお気に入りです。
担当医の変更が多い病院で受診をしているので、今はもうこの言葉を下さった先生には診ていただいていないのですが
一番最初に担当になってくださった先生です。
がりぞーとは、アニメ「はなかっぱ」のキャラクターです。

がりぞーは、頭にお花が咲く「はなかっぱ」のお花の中でも
超貴重な若返りの花といわれる『わか蘭(らん)』の花を狙っていて
何とか「はなかっぱ」に『わか蘭』の花を咲かせてもらおうとチャンスを狙っています。

そのがりぞーの哀愁が分かるようになったら、精神的に成長できた証拠になる!ということを担当医はおっしゃったのです。
当時は、まだまだ育児に迷い、悩み、沈んでいた時です。
先生の言葉を聞いた時、頭の中は「?」でいっぱいで、何となく分かるような、分からないような…
そんな気持ちで話を聞いていました。
きっと、【がりぞーは「はなかっぱ」と仲良くなりたくて、でも素直に「仲良くしよう」って言えずに『わか蘭』を狙うことで遊んでいる気持ちになっている】とか、そんなことを言いたかったのではないかな?と思うのです。あくまでも私の予想です。
それを”哀愁”と表現した担当の先生。何てユニークなんだろう。

長男が育ってくるにつれて、知識もついて、なんとなく余裕ができてこの言葉の意味が分かったとき、「わかります~!!!」ってもっと先生といっしょに共感したかったなという気持ちになりました。

担当医が変わることって、変化を最も苦手とする子どもたちにとっては
マイナス部分もあるのだけれど、先生お一人、お一人の人柄でこんなエールをいただくことができるのがお気に入りです。
名言シリーズは、まだあるので気が向いたらご紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?