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作らずに解決する

GW中にこんなエントリを投稿したんですが、今日親からLINEでこんなメッセージがきました。

導入して2週間くらいだけど、結構生活に馴染んでる様子。これはこれで非常に良かったと思います。。

PCをやめて、タブレットをPCの代わりに使うということを決めるには結構時間かかったし、本当にこれでいいのかちょっと不安もありました。

ただ、常日頃PCは今後仕事する人間、特に開発に関わる人以外には無用の長物になるなーということを考えていたし、ITリテラシーがそもそも低い親世代にはPCは高価すぎる割にユースケースがなくなるという仮説をもっていて、その検証が出来て非常に良かったです。(聞いた話では周りにも評判が良いらしい。)
親世代でもPCは日常的に使わなくてもiPhoneなら使うので、UIが似てる、というそれだけですぐに使えるようになる、ということも観測できました。

ここで考えたのは、このソリューションについて自分は何一つ作るという作業をしていなくて、ただ、既にあるツールの導入を決めて、移行計画(使い方を教えるとか、初期設定だけしてあげるとか)を実施したにすぎないんですよね。

親のことを注意深く観察して、ある程度できることをできないことを把握した上で今後の将来予測とコストが見合うのか考えた結果、色々削ぎ落としたタブレット、というソリューションにたどり着いたわけです。

作らずに課題を解決するということを実践できたことは良かったです。

なまじ作り手であり、ITリテラシーはある方だと思っているのでどうしても自分基準でソリューションを考えがちなんですが、そもそもそんなことしなくても、ニーズを適切に汲み取れれば、何かを作らずとも既存のツールの組み合わせで課題は解決できる。

重要なのはユーザーのレベルや周辺環境を知り、ニーズを理解し、ユースケースを具体的に描き、必要ないものは削ぎ落とすこと、これらはモノ作りでも重要なことだと思います。

案外出来てないことが多いので身近な人をターゲットにしてみて、どういうソリューションが適切なのか考えてみるのはいい思考訓練になると思いました。

終わり

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