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事業は変わっても職種は変わらない話

あまりキャリアの話を書く気はありませんが、前職の同期と仕事の話をしたときに色々キャリアについて議論し、僕も色々気付かされたことがあったのでメモっておきます。

※1 プログラミングの内容は一切出てきません。
※2 背景としては、元同期の転職相談を受けている時の話です。

サマリ

先に結論を書いておきます。

● 事業は変わっても職種は変わらないこと
● 人生のためにリスクを管理できるようになる

転職したいんだー!新規事業をしたいんだー!っていってた同期のためにこんな話をしました。

事業は変わっても職種は変わらない

ここで言いたいことはやることは変わっても「職種」や「役割」はそんなに変わらないってことです。

「新規事業」みたいに新しいこと好きな人って多いと思います。僕も好きです。
ただ、新しいことを始めた時の自分の役割まで考えている人ってどれくらいいるんだろうとふと疑問に思いました。

例えば既存の事業において営業で実績を作った人は新規事業に関わる時も「営業」として関わることになるということは考えればわかります。
もう少し広く言えば「売る側」の役割からそんなに大きくブレることはないと思います。

もちろん役割としてマネジメント等の管理をする立場を求められることもあると思いますが、同じ職種のマネジメントを求められると想像できるので、おそらく営業のチームリーダー等の仕事をすることになるのだと思います。

同期はゴリゴリの営業のキャリアなので、おそらく売るサイドの役割を求められることでしょう。
僕も、今後やることや関わってくことの事業ドメインは少しずつ変わっても役割はおそらく「作る」側であると思っています。 (キャリアのベースがエンジニアなので)

新しいことやりたい!とか新規事業したい!っと考えることは非常に価値があることですが、やりたいと思ったことに対してどんな役割でバリューを発揮できるのかまで考えておくことって大事ということです。

人生のためにリスクを管理できるようになる

リスクを管理しようというお話です。

僕の立場としてまずはっきりさせて起きたいのは、仕事だけが人生ではないと思っています。

ずっと仕事人間だった人が、結婚して子供ができて、といった具合にライフイベントを重ねていった中で、仕事が人生の第一優先事項からなくなり、家族を優先するようになるなんて往々にしてあることだからです。
(※ まぁ僕にはそのライフイベントはいまだに起こっていませんが笑)

もし人生において重大な岐路に立つ可能性があるならば、その時の意思決定に伴うリスクは、自分自身が管理できるレベルまで理解し、落とし込んでおく必要があり、管理しきれないリスクはあえてとるべきではないと思っています。(※1)

例えば、「起業」という選択肢は素晴らしいもので、その意気込みを持っていることそれ自体は僕は尊敬します。(僕は持っていませんし、起業してまでしたいことが今のところありません)

しかし、起業には当然リスクが伴います。それは単に給料の面だけでなく、社会的な信用というものまで一旦は失うことにるかもしれず、もしかしたら家族に迷惑がかかるかもしれないなど、リスクはあげればキリがありません。

そういったリスクをあらかじめ、ある程度は把握しているのか、そのリスクを負ってまで成し遂げたいことなのか、そもそも、起業(会社を辞める)でないとできないことなのか、などをちゃんと自分の中で腹落ちさせていることが大事ということだと思っています。

考えて動き出せないのは本末転倒ですが、そうは言っても意思決定をする前に最低限考えておかなければいけないことはある、というのが僕の最近考えていることです。

この観点は、別に起業に関わることだけではなく、転職など、キャリアチェンジのタイミングでは必ず考えていかなければならないことだと僕は思っています。

※1. 「リスク管理」という言葉それ自体は受け取る側によってもしかしたら「ゼロリスクで何も行動しない/できない」みたいな意味に取られるかもしれませんが、僕はリスクは避けるものでなくあくまで「管理するもの」であるという立場を取ります。
そのため、リスクを管理できるようになっているのであれば、積極的にとって行くべきだと思っており、決してリスクをとるなということや、ゼロリスクまで検討を重ねるべきということは意図してません、

まとめ

大まかに2つのことを同期と延々と話していました。

ふと話してて、自分もだいぶ大人な考えをするようになったんだなーと実感しました。

チャレンジすることは素晴らしいことですが、無謀と勇気を履き違えてはいけないし、せっかく覚悟を決めて頑張っている自分が最も輝けるタイミングを常に探っていくっていいことだと思います。

思いが強いのであれば、その思いの強さを最大化できるように、僕も初心に変えることができました。


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